がん予防には「ガーリックオイル」が最強である理由
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bw_manami

2019/05/29

人生100年時代――テレビや新聞、雑誌でこの単語を見聞きするたびに、
「はっきり言って、長すぎるよ!」
と思うこと、ありませんか? しかし、二〇〇七年に生まれた子どもの約半数が一〇七歳まで生きるというデータが示すように、すでに「人生一〇〇年」はスタンダードになっています。……長すぎます。でも、死なないのであれば、生きていくしかありません。そして、どうせ生きていくのであれば、病気にならず、好きなことができる程度の健康がほしい。
そんなあなたのために、七九歳で後期高齢者の医師・藤田紘一郎先生が、「食事」と「生活習慣」という二つの側面から、あなたの日常で今日から取り入れられる一〇〇の健康法を伝授する新刊『人生100年、長すぎるけどどうせなら健康に生きたい。』が刊行されました。
刊行を記念して作品の一部を大公開!

 

 

ニンニクのもつ抗がん作用は、とくに「アリシン」という成分にあります。抗酸化作用に長けたこの成分が、活性酸素を中和し、がん細胞の発生を抑えるとされます。

 

ニンニクには、特有のにおいがあります。あのにおいのもとがアリシンです。アリシンは、切ったりすりおろしたりすることで生じます。ですから、夕食時には、小さなおろし器とニンニクを食卓にぜひおきましょう。そして、食べる直前にニンニクをおろし、家族でわけあって料理にちょっとそえて食べれば、アリシンを損なわずに摂取できます。

 

私は刺身やステーキにのせたり、味噌汁や納豆に入れたりして食べます。ただ、これを朝食にやってしまうと、においが大変なので、夕食がベストタイミングでしょう。

 

一方、ニンニクは加熱すると、アリシンは失われますが、別の健康成分がつくられます。アホエンやメチルアリルトリスルフィドなどです。アホエンには抗がん作用があります。メチルアリルトリスルフィドには、血小板が固まるのを抑える作用があり、血液をサラサラにして血栓ができるのを防ぎます。

 

また、ニンニクを油につけると、アリシンはジアリルトリスルフィドという成分に変化します。この成分は、がん細胞の増殖を抑えるとともに、がん細胞を壊す作用があると注目されています。

 

ニンニクを長期熟成させれば、さらに違った健康成分が出てきます。S‐アリルシステインです。免疫を増強し、血流をよくする作用をもつこの成分は、がんの増殖を抑える作用も期待できます。がん予防にぜひ摂取したい成分です。しかも、糖と脂質を燃焼しやすくする働きももちます。熟成させてつくる黒ニンニクはダイエット効果も高い一品です。

 

がん予防に常備したいのは、ガーリックオイルです。だいたい六月から八月になると、旬を迎えたニンニクは出荷量が増え、価格が下がります。ですから、ガーリックオイルづくりは夏がおすすめ。この時期にたくさん購入したら皮をむいてみじん切りにし、熱湯消毒した保存用のビンに入れます。そこに、ひたひたになるまでオリーブオイルを加えます。

 

直射日光の当たらない冷暗所で保存すれば、約一カ月は使えます。わが家ではこのガーリックオイルを加熱調理に活用します。みじん切りは、フードプロセッサーを使うと簡単です。

 

なお、ニンニクの適量は一日約四グラム。すり下ろしたり焼いたりなどで、だいたい一人分で一かけを毎日食べておくと、がん予防を期待できるでしょう。

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藤田紘一郎(ふじたこういちろう)

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