私達はなぜ、おしゃれに疲れてしまったのか? スタイリスト・地曳いく子の『おしゃれは7、8割でいい』
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bw_manami

2019/09/25

 

女性ファッション誌で30年以上のキャリアを誇る人気スタイリスト・地曳いく子さんの最新刊『おしゃれは7、8割でいい』(9月19日発売・光文社刊)より、一部を抜粋してご紹介します。

 

「似合う服がない!時間もない!もう無理!」なあなたを救う、人生とおしゃれがもっとラク&楽しくなるヒントが満載です!

 

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たった4年で、世界は大きく変わりました

 

私が『服を買うなら、捨てなさい』という本を出したのが2015年。そしてその翌年には、自分らしいおしゃれの見つけ方を解説した続編、『着かた、生きかた』(ともに宝島社)を出版しました。

 

あれから約4年。

 

たった4年ではありますが、世の中は想像以上に大きく変わりました。

 

そして、ファッションは世の流れに連動するものですから、ファッションの世界もまた、大きく変わりました。

 

ファッションに大きな影響を与えた出来事には、次のようなことがあると私は考えました。

 

・SNSがますますさかんになって、インスタで自分の生活やおしゃれを披露するのが特別なことではなくなったこと。

・おしゃれの中心世代(20~40代)が、おしゃれパワー(気力、財力、時間)を失っていっているということ。

・社会の同調圧力が強まったこと。

・服が売れなくなり、アパレル産業自体が力を失いつつあること。

 

どうでしょう。この4つを組み合わせて考えてみると、今、私たちが置かれている状況が見えてくるのではないかと思います。

 

おしゃれに? いえ、人生に疲れている…?

 

大昔、まだ日本の景気が良かった頃に比べると、人々がおしゃれにかけられるお金は大きく減っています。

 

それなのにSNSでは、普通の主婦や働く女性が、おしゃれなファッションやおしゃれな生活を毎日インスタにアップしてマウンティング合戦や自己承認合戦が花ざかり。

 

ファッション業界はファッション業界で、以前より売るのが難しくなった服をなんとか売るために、「こういうときはこれ!」と、さまざまなシーンでのドレスコードをますます細かく提唱しています。

 

一方、多くの人は、生活を回したり生きるのに必死でおしゃれのことを考える余裕がない……。

 

こうして見てみると、問題は、おしゃれだけではないですよね。

 

もしかしたら私たちは、生活、いえ、人生に疲れているのかもしれません。

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おしゃれは7、8割でいい

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地曳いく子(じびき・いくこ)

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