肌トラブルの原因は「炎症」にあった! セレブを魅了するエステティシャンのマッサージ美容法(3)
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ryomiyagi

2020/08/20

レディー・ガガの専属フェイシャリストを務め、ハリウッドセレブなどへの施術も行う、米国のトップ・エステティシャンのジュミ・ソンさん。彼女の美容法やマッサージのエッセンスが詰まった著書『世界一のフェイシャル・マジック』発売を記念し、全6回にわたり、美しくなるためのアドバイスをお伝えします。

 

 

じつは多くの人の肌に潜む炎症

 

今回は、多くの人が無自覚に持っている肌トラブルの代表格である「炎症」についてお話ししましょう。

 

私たちの肌は傷つくと、その部分が赤くなったり、腫れたり、熱を持ったりします。なぜそのようになるかといえば、体が傷を受けた部分を修復しようと、血液中の細胞を大量に送りこむため。

 

ただし軽い炎症の場合は痛みもなく、見た目も「ちょっと赤い」程度なので、あまり気にとめません。しかしこの状態が何らかの原因により長く続けば、老化の原因になってしまいます。私の見たところ、約8割の方が何らかの炎症を持っています。

 

夜に洗顔したあと、化粧水も乳液もつけずに寝てみてください。朝起きたときに乾燥して赤みが出てくる人は、炎症があります。何もつけなくても大丈夫であれば健康な肌です。

 

赤みと乾燥を止めることがアンチエイジングの第一歩

 

炎症を起こす原因はたくさんあります。「頬だけが赤い」というような部分的な赤みは、アトピーや、その部分をこすり過ぎ、触り過ぎが原因のことが多い。顔全体が赤くなる場合は、精神的なストレスや、強い成分の化粧品など、何かアレルギーを起こすものを使っていることが多い。

 

このように炎症の原因はさまざまですが、原因がどうであれ、人種がどうであれ、炎症の表れ方は全部同じ。つまり、「赤み」そして「乾燥」として表れます。これがやがて肌の老化につながるわけですから、肌の赤みを軽くみて、放っておいてはいけません。アンチエイジングは、炎症を止めることから始まると思ってください。

 

では、どうやって炎症を止めるかです。
「肌に炎症があるなら、皮膚科に行けばいいのでは?」
と思うかもしれません。確かにそうなのですが、残念ながら多くのお医者さんは、一人ひとりの患者にかけられる時間がそれほど多くありません。したがって、「とりあえず症状をなくすために、ステロイド薬を使ってください」というような対症療法が治療の中心になります。

 

ステロイドを使えば、赤みや痒みはなくなるでしょう。しかしステロイドをやめると、もっと赤みがぶり返すことが多いのです。

 

しかし生活習慣から来る軽度の赤みの場合は、医師に薬を処方してもらうまでもないことがほとんどです(もちろん病的に赤みがひどかったり、膿が出たりするような場合は、病院で診察を受けてください)。

 

たとえば顔のこすりすぎで赤くなっているなら、顔をこするのをやめればいいだけの話だし、何か顔につけているものが合っていないなら、それが何かを突き止めて使用を中止すればいい。つまり「私の肌はこういうことをすると赤くなる」ということを、自分自身が知ることが最も重要なのです。自分自身で食生活を見直したり、ストレスをコントロールしたり、アレルギーのもとを除去したりと、自分が主体的に対処していくしかありません。

 

ちなみにアンチエイジングを謳う化粧品には、ほとんどすべてに赤みを起こす成分が入っています。これらの化粧品は肌が生まれ変わる修復作用を利用してターンオーバーを促しているので、使うと肌がきれいになるのですが、そのためには、いったん肌に強い刺激を与える必要がある。ですから使い続けていると、赤みが起こることがあるというわけです。

 

またアルコールを多く含む化粧品、ビタミンCを含んだ化粧品なども、刺激によって赤みを起こす場合があります。

 

ほかにも太陽の直射日光を浴びること、ウイスキーやウォッカなど糖分のきついお酒を飲むことも炎症の原因となります。

 

しかし何が赤みを起こすかは、人によって違うので、私が言えるのは一般論だけ。自分をもっと観察して「私はこういうことをすると肌に赤みが出るんだな」ということを突き止めてほしいと思います。

 

洗顔方法とマッサージで炎症は抑えられる

 

そういうわけで、一般的なアドバイスとしていえることは二つ。まずは洗顔方法を変えること。そしてマッサージをすることです。

 

まず洗顔方法についてお話ししましょう。
私の見たところ、自分の肌から分泌される自然のオイルを洗顔料で奪いすぎることで、炎症を起こしている人はとても多いようです。ですから顔を洗うときは泡のたつような洗顔料を使わず、乳液などで拭き取るのも一案。もちろんスクラブのやり過ぎや、ゴシゴシと力を入れてこすりすぎるのも禁物です。
洗顔方法を優しいものに変えれば、大半の人の赤みは消えていきます。

 

もう一つの方法がマッサージですが、炎症を起こして肌が赤くなっているときは、いじるな、さわるなというのが通説だと思います。でも私は、マッサージをしたほうが炎症は早く治るという意見。とはいえ、もちろんゴシゴシこするのではなく、指圧のようにポイントで押したり、弱い力でさすったりするだけです。

 

なぜマッサージで炎症が治るのか、不思議に思いますよね。つまり、マッサージの目的は血流をよくすることです。私たちの顔は無意識にこっていることが多いのですが、コリで顔の筋肉が突っ張っていると、リンパ腺が流れにくくなり、毒素が肌にとどまり続けます。そうなると赤みも出てきますし、顔がむくんだりして吹き出物の原因にもなります。
マッサージをして毒素を流してあげることで、赤みが消えていくというわけです。
最初は「マッサージで赤みが消えるなんて、本当?」と効果を疑う人も、しばらくマッサージをしたあと、「本当のあなたの肌はこんなに赤みがないんだよ」ということを見せてあげると、信じてくれるようになりますよ。

 

文/長山清子

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