「好き、いいね、は言わない」歌舞伎町No.1ホストが教える人のほめ方
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BW_machida

2021/04/27

歌舞伎町で「ホストの神」と呼ばれる男がいる。それが、越前リョーマ。
歌舞伎町屈指の高級ホストクラブで、8年連続売上&指名本数ナンバー1の記録を今なお更新し続けるカリスマホストだ。有名誌でモデルを務めるほどの美男たちの中にあって、誰よりも多くの女性を魅了し「大金を払ってでも会いたい」「推したい」と思わせる彼の人気の秘密とは何か。越前リョーマ著『成功したいなら誰かの「推し」になれ』(光文社)から、トップにのぼりつめた男の成功哲学に迫る。

 

 

誰でも言えることは言わない

 

ナンバー1ホストは、その他多数と同じでは務まらない。彼にしかない魅力があるからこそ、多くの女性はほかの誰でもなく彼を指名するのだ。越前リョーマも同じである。歌舞伎町の高級ホストクラブ『Dew’l(デュール)」で長年ナンバー1ホストの位置にあり続けるこの男も、人とは違う自分の価値をつくるための工夫を重ねてきた。
そのうちの一つが、次のようなことだ。

 

僕は、心にもないほめ言葉や「好き」っていう言葉は、ほとんど口にしません。そして相手がお客様であっても、嫌いなものは嫌いと言います。なんでもかんでも「好き」「いいね」って言う人の「好き」には、あまり価値がないと思うから。

 

ホストクラブといえば、女性をほめて、おだてて、気持ちよくお酒を飲んでもらうことも仕事の一部だ。しかしリョーマは、ただ口先でほめることはしない。適当に言った言葉か、心からの言葉かは相手に伝わってしまうものだからだ。
だからこそリョーマは、相手をよく観察して相手がほめてほしいポイントを押さえたほめ言葉をかけるようにしているという。服が好きなのか、ネイルやヘアスタイルにこだわりがあるのか、その人自身が何に気を使っているのか見極めるのだ。

 

表面的なほめ言葉を並べるのではなく、僕が見て気づいたことをピンポイントで伝えてあげたい。あの子も好きこの子も好き、きみも好き、って言われるより、普段は何も言われないけどメイクを変えたら気づいてくれた……みたいなほうが、女の子の満足度は高いんじゃないでしょうか。

 

「自分にしか言えない言葉」でのコミュニケーションが、唯一無二の彼の魅力をつくっている。

 

目標に向かって真剣に頑張る

 

そうしたことに加えて、客の女性たちが応援したくなるようなホストであるために越前リョーマは常に目標を立てる。
毎日の業務ノートにはその日の反省や気づいたことに加えて、今後の目標が書かれているという。

 

仕事のモチベーションをキープするためにも、目標は絶対に必要です。売上や指名本数のように、数字で結果が出るものでなくてもいい。とにかく自分なりの目標を決めること。そしてそれを達成するために、できることはすべてする。これが仕事の基本だと思います。

 

そして、その目標を周囲と共有することが重要だと言う。目標を公言してしまえば、口先だけだと思われないように周りの目を意識して行動するようになる。
特にホストは、客からの応援が欠かせない仕事だ。お金を使う価値があるホストだと思って「推して」もらわなければ、店に通ってはもらえないし、高価なシャンパンを入れてもらうこともできない。目標を持って努力する姿を示すことは、そのためにも重要なのだ。

 

真剣に努力していることが伝わって初めて、お客様からも「推して」もらえます。「頑張って目標を達成したい」という自分の気持ちと、「応援したい」というお客様の気持ちがリンクしたとき、始めて自分がお客様の「推し」になれるんじゃないかな。

 

「価値」ある自分として振る舞う

 

自分自身が自らを「価値のあるもの」と考えて行動することも、自分の価値を上げるためには必要だ。

 

ホストは、「お金を払って会いにきてもらう」仕事。それに見合う自分でいなければ、お客様に失礼だと思います。

 

そう話すリョーマは、自分への投資をケチらないという。身に着けるものや普段の持ち物、スキンケアにも気を配り、客が自分に対して持つ期待を裏切らないことを心掛けている。

 

お客様が会いに来てくれるのは、「ナンバー1ホストの越前リョーマ」です。当然、「リョーマだったら、このぐらいのものを持っている」「リョーマだったら、こんなことをしてくれる」などのイメージがあるはずです。

 

お客様のそんな期待は、絶対に裏切っちゃいけない。

 

自分自身に対してケチることは、「私には価値がありません」という札を自ら首に下げるようなものだ。そんな人に、誰が金を使うだろうか。一時的には節約になっても、長い目で見れば自分のブランド価値を下げることになる。

 

価値のある自分を意識し、そのイメージ通りの自分として振る舞うこと。それが人から付けられる自分の価値を上げることにつながると、ナンバー1ホストは知っているのだ。
このような価値ある自分になるためのワザは、何もホストに限ってあてはまる話ではない。自分の言葉で話す、常に目標を持ち努力する、価値ある自分として振る舞う――。どんな場面でも実践できることだ。もしあなたが何かで成功したい、一目置かれる人間になりたいと考えるならば、越前リョーマの成功哲学たちは大きなヒントになるだろう。

 

文/藤沢緑彩

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