「辛いことも、どうせやるなら楽しみたい」高校中退から25歳で起業したセルフメイドウーマンの人生哲学
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BW_machida

2021/05/17

Wako(ライフスタイルプロデューサー) 1979年生まれ。3児の母。インテリア、食、催事やおもてなし、休日の過ごし方、ファッション、旅まで、生活全般にわたって「毎日をちょっと楽しく・ちょっと幸せに」するアイデアを提唱し続ける。

 

できるだけ毎日を楽しく過ごしたい。誰もがそう考えて生きているはず。しかし現実では、仕事や家事、育児、そのほかにもいろいろなタスクに追われる中で理想から離れて行ってしまうこともあるでしょう。ライフスタイルプロデューサー・Wakoさんは、「人生には辛いこともたくさんある」と言いながら、それでも「”楽しい”をあきらめることはない」と言います。

 

窮屈だった子ども時代

 

門限は17時、友達との遊びは禁止、お菓子やテレビも禁止、おもちゃも禁止。厳しめの母によるルールで満ちていたのがWakoさんの幼少期でした。放課後は遊んでいる友達を横目にまっすぐ帰宅し家の手伝い。家にテレビがなかったため、テレビの話題で盛り上がる友達の話についていけない……。
「母のことは大好きだけど、結構大変でした。例えば、洗濯も自分でやりなさいって言われていたんです。昔は二層式の洗濯機だから洗濯が終わったら脱水槽に移さないといけない。それを何回か繰り返すわけだから、ず~っと洗濯機の前に張り付いて見てなくちゃいけなくて(笑)」。
高校に進学してからも相変わらず門限17時で寄り道禁止、男女交際禁止。こっそり友達と寄り道することはあったものの、ほかの子たちのようにスクールライフを楽しめていないような自分をWakoさんは感じていました。
「ならば、私が変わっちゃえばいい!って。じゃあ何がしたいか? 早く自立したい、働きたい。それならいますぐ変えたらいいじゃん!とフリータイムの多い通信制の高校へ転学しました」。

 

「自立したかったと言うとちょっと格好よく聞こえるかもしれませんが、ただ自分が好きなことをして、自分の好きなように生きたかったんです」。
通信制高校に編入してからは、アルバイトに打ち込みました。最初に始めたのはパン屋さんでの早朝の仕込み。次はファッションが好きだったことからアパレルショップのスタッフに応募し見事合格。アパレルで働きながら、“味に惚れた”ラーメン屋台でも押しかけバイトも始めました。
「やりたいことは、全部やろう」。
初めて自分の人生の舵を取り始めたWakoさんは、睡眠時間を削って働きます。

 

結婚、出産、離婚、留学……怒涛の日々で芽生えた思い

 

18歳で結婚。20歳で出産してからは、仕事や子育て、家のことに追われる日々が始まります。
「結婚して家を出て、全てを自分でやらなければならなくなり大変でした。どうしたら楽になるんだろう。そう考えるようになったことから、毎日を楽しく過ごす方法を意識するようになりました」。

 

そんな生活を送っていた22歳のとき、転機が訪れます。4年の結婚生活にピリオドを打った同時期、Wakoさんの妹がアメリカに留学することになりました。Wakoさん自身も我が子を連れて渡米。そこでWakoさんのその後の人生に大きな影響を与える人物と出会います。
Wakoさんより15歳年上の女性、シンティアさんです。アパレルブランドとセレクトショップを運営していたシンティアさんのセンスに感銘を受けたWakoさんは、自身もショップをオープンさせたいと思うようになりました。
「彼女は私にとってメンターであり、親友であり、家族。今の私のライフスタイルは彼女に影響を受けた部分がたくさんあります。それに、誰よりも私を信じてくれるという意味でもすごく大きな存在。私が初めてショップをオープンすることを相談したときも、『あなたなら絶対できる』って背中を押してくれたんですよ」。
1年半にわたるアメリカ生活から戻ってくると、すぐにショップオープンのため資金調達を始めました。銀行巡りの甲斐あってオープン資金を用意できたWakoさんは、24歳でセレクトショップの経営を始めます。

 

「毎日を楽しく」をテーマに、自分の人生をプロデュースする

 

その後、2人の子どもを出産。経営に加えて3人の子どもたちの世話でますます多忙を極めるように。
「あの生活にもう一回戻れて言われたら無理です(笑)。でも、あのころにいちばん、毎日を楽しむ技を編み出した気がします」。
例えば、日常的にお気に入りの食器を使うこと。ただの焼いたスナップエンドウでも、それに載せれば美味しそうに見えます。

 

2020年にオープンしたアトリエ兼ショップ「La Maison Blanche(ラ・メゾン・ブランシェ)」に並ぶテーブルウェアたち

 

こうしたちょっとした工夫をする理由を、Wakoさんはこう話します。
「ただ時が過ぎるのに任せて過ごすのではなく、毎日を最大限楽しく生きたいんです。それは別にお金を使っていい生活をするとかそういうことじゃなくて、もっとシンプルなこと。辛いことや面倒なこと、大変なことはどうせなくならない。それならできるだけ全部を楽しくしようっていう、それだけなんです」。
自ら自分の人生を切り拓いてきたWakoさん。だからこそ、自分の人生をプロデュースできるのは自分だけだということを知っているのかもしれません。
「まずは自分を楽しませることから始めてみてください。毎日のちょっとの積み重ねで、私の人生が驚くほど楽しく、豊かに、楽になったように、皆様の人生もそうなることと確信しています」。

 

 

撮影/平井敬治 ヘア・メーク/八角 恭

 

PROFILE/Wako わこ
1979年生まれ 3児の母。ライフスタイルプロデューサー。インテリア、食、歳時やおもてなし、休日の過ごし方、ファッション、旅まで、生活全般にわたって「毎日をちょっと楽しく・ちょっと幸せに」するアイデアを提唱。自らのスタイルの原点でありアイデアの源となるお家を主軸にした働き方を続けている。プロデュース、コーディネートやコンサルティングなどを通してよりニーズやウォンツに寄り添ったサービスを提供。

 

光文社通販サイトkokode.jp内「Wako’s Room」:
https://kokode.jp/products/list.php?category_id=4004135
HP:https://wakoinc.jp/
Instagram:@wako_world

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