35歳が分かれ道!?男性こそ美容に取り組むべきこれだけの理由|西嶌暁生『だから夫は35歳で嫌われる メンズスキンケアのススメ』
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ryomiyagi

2022/07/27

『だから夫は35歳で嫌われる~』というショッキングなタイトルに惹かれて本書を手にとったなら、ぜひ最後のページまで読んでほしい。この本は、すべての男性の役に立つ美容本だからだ。

 

著者は形成外科・美容医療の専門医として、肌細胞の再生の観点からアンチエイジングに取り組む医師の西嶌暁生。35歳が分かれ道になるのには、医学的なデータがある。たとえば、肌の水分量。男性も女性も年を重ねるほどに肌は乾いていくものだが、女性はほぼ横ばいなのに対して、男性の肌の水分量は年齢に比例して低下していく。また、男性は女性よりも基本的にシワが多く、下まぶたのたるみも目立ちやすい。

 

皮脂の分泌量の男女差も見逃せない。皮脂の分泌量は、男性のほうが全年齢において女性よりも多く、30歳から39歳では1.5倍もの差がある。約500人の女性を対象に男性の肌について尋ねた調査では、95.3%もの女性が男性の毛穴汚れを気にしているとの回答もでている。とすれば、35歳を待たずとも、今すぐに美容を始めたほうがよさそうである。

 

 

「若いときに外見を気にせず何もしないできた男性は、35歳を過ぎると軒並み、シミやイボなど、見た目にはっきりと“老化のしるし”が表れてきます。本人は気にしなくても(気づかなくても)、美容に敏感な女性である妻から見れば、明らかに“老けた”ことがわかってしまうのです。」

 

美容に無関心だった男性は、35歳を過ぎて40代、50代になるとその結果が外見に表れてしまう。しかし年齢を理由にあきらめるのは早いかもしれない。「今していることを“やめる”だけでよい変化を期待できる」こともあるからだ。

 

洗顔に保湿に紫外線対策…美容に関心のない男性からすると、日々の身じたくを見直すのは面倒に感じるかもしれない。著者はそんな男性たちに助け舟をだす。むしろ、シンプルなケアほど肌によい場合があるからだ。

 

皮膚の角質層にはもともとバリア機能があるから、美容液や乳液、クレンジングやダブル洗顔などによる肌ケアのしすぎはかえって必要な皮脂や美肌菌を取り除いてしまいかねない。洗顔も保湿も手を抜くぐらいでちょうどいいそうだ。しかし、紫外線対策は入念にしてほしい。喫煙は肌を酸化させるので控えたい。睡眠不足やストレスも肌トラブルにつながるという。「私たち自身が健康的な環境に身を置く」ことで、美容は効果を発揮しやすくなるのである。

 

 

男性向けの化粧品や美容家電が続々と発売され、デパートのなかにメンズ専用のコスメコーナーを見かけるようにもなった。SNSやインターネットで男性美容についての知識や情が簡単に手に入る時代である。「美容は女性のもの」という考え方は、もはや時代遅れといえそうだ。

馬場紀衣(ばばいおり)

馬場紀衣(ばばいおり)

文筆家。ライター。東京都出身。4歳からバレエを習い始め、12歳で単身留学。国内外の大学で哲学、心理学、宗教学といった学問を横断し、帰国。現在は、本やアートを題材にしたコラムやレビューを執筆している。舞踊、演劇、すべての身体表現を愛するライターでもある。
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だから夫は35歳で嫌われる

だから夫は35歳で嫌われるメンズスキンケアのススメ

西嶌暁生

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