沈黙は「金」ではない。「無能」である。 成功者の哲学#5
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若くしてマスコミ業界に飛び込み、各界・各国の実力者と幅広い人脈を持つ著者が、超一流の交流から学んだ「大切に扱われる・積極的にサービスしたくなる上質なゲストになる」ためのノウハウを一冊にまとめた『一流のサービスを受ける人になる方法』(いつか著)が9月11日に刊行されました。
『一流のサービスを受ける人になる方法』刊行を記念して、特別に著者・いつか(http://www.itsuka-k.com)さんのベストセラー『成功する男はみな、非情である。』(角川いつか名義)を再編集してお届け! 数々の成功者に共通する「帝王学」の実態に迫ります。

 

 

二〇〇四年、ネット長者たちがプロ野球球団のオーナーに名乗りを上げたことは記憶に新しい。すっかり大物になった各氏だけど、スタート地点では無名の若者だった。

 

でも、そんじょそこらの若者とは違っていた。

 

ソフトバンクの孫正義社長は、一九歳で「人生五〇年計画」を立てた。

 

「二〇代で名乗りを上げ、三〇代で軍資金を最低で一〇〇〇億円貯め、四〇代でひと勝負し、五〇代で事業を完成させ、六〇代で事業を後継者に引き継ぐ」

 

ただ計画を立てるだけではなくて、大学時代に翻訳機を考案し、大企業から一億円の契約金を取っている。こう聞けば、さぞかしすごい技術を持っていたかのようだが、実際には大学の研究者を拝み倒して、開発をしてもらったという。報酬は出世払いだというから驚きだ。

 

入念な計画を立て、情熱を持って格上の人間を引き込み、大金をひっぱってくる。彼らと話した人は、すぐに「これはただものではない」と感じたという。

 

私が逢出った成功者たちも、初めから違っている。語るべき将来プランがとにかく面白いのだ。

 

起業でなくても、組織の中の出世でもいい。人の感情を揺さぶる小説や映画を世に出すのでもいいし、前代未聞の研究をしてノーベル賞を取ることを目指すのでもいい。

 

成功するための手段は人それぞれ。でも、どうやるにしろ、「面白い話」ができることが絶対に必要。

 

「沈黙は金」ではない。「沈黙は無能」なのだ。

 

世界中どこでも、人は興奮したいし、笑いたいし、喜びたい。地位も名誉も兼ね備えた退屈な成功者はみんな、物語を待っているのだ。

 

本当に成功したいなら、あなたがその物語の主人公になり、人を巻き込むことを考える。そして、あなたの将来に賭けてくれる人に話す。ただの友人ではなくて、力がある人に通用する、興味をひくような面白い話を。

 

また、成功した人は、自分が気に入った若い人に賭けたがるもの。
ルーレットでベットする(賭ける)ように。この若者に、この馬に、ひとつ賭け金を張ってみようか、と思わせることができればいい。

 

「そんな話聞いたことがない。土台無理でしょ、君」
「よくまあ、そんな無茶なこと考えつくね、あきれたな」
「あんたね、何を考えてそういうことを言うわけ?」

 

こんな反応を想定しよう。

 

相手に反論されたら、相手に議論をかますのではなく、まず、「なるほど」と言うこと。その上で、もちろん、逐一反論ができなければいけない。

 

「初耳なのは当たり前です。世界中で誰もまだやってませんから。でも、必ず大化けするんです。なぜなら……」
「無茶なのは承知です。ただ、三年たてば、主流になっています。なぜなら……」
「私は、この分野は今後急成長すると確信しています。なぜなら……」

 

相手はまた反論してくるだろう。そうしたら、こう反論しよう、この人を連れていこう、この資料を見せよう、と筋書きを練る。

 

ハッタリがあってもいい。でも、あなたが信じていない話はダメ。自分自身で完璧に信じる話でなければ、赤の他人は乗ってこない。「このチャンスを逃すと後悔するかも」と、相手側に得があるような話を持っていくことが重要だ。

 

そのあと、あなたの努力で、ハッタリを現実にしてしまえばいいのだ。

 

一〇〇点を取ろうと思ったら、一二〇点を取るつもりでがんばらないと、成功はありえない。

 

あなたがどんな職業でも学歴でも、関係ない。どれだけ面白い話ができるか。これが成功者のスタートだ。

 

人を巻き込むには、「面白い話」をせよ。

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