成功者は、嘘をついていても目をそらさない。 成功者の哲学#8
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若くしてマスコミ業界に飛び込み、各界・各国の実力者と幅広い人脈を持つ著者が、超一流の交流から学んだ「大切に扱われる・積極的にサービスしたくなる上質なゲストになる」ためのノウハウを一冊にまとめた『一流のサービスを受ける人になる方法』(いつか著)が9月11日に刊行されました。
『一流のサービスを受ける人になる方法』刊行を記念して、特別に著者・いつか(http://www.itsuka-k.com)さんのベストセラー『成功する男はみな、非情である。』(角川いつか名義)を再編集してお届け! 数々の成功者に共通する「帝王学」の実態に迫ります。

 

 

「嘘をついてはいけません」
親や先生から必ず言われる言葉だ。

 

では、嘘って何?

 

「報道とメディアに事実はあるが真実はない」と、ある政治家に教えられた。人の記憶なんて実にあやふやなもの。無意識のうちに自分に都合のいい記憶をつくり上げていく。

 

「嘘も方便」とはよくいったもので、ついていい嘘と、そうでない嘘があると思う。

 

すぐバレる嘘、調べればわかる嘘はついてはいけない。議事録を取っている会議での自分の発言について、あとから「そんなことは言っていない」「そんなつもりではなかった」などと言っても見苦しいだけ。ようするに頭が悪いのだ。

 

逆に嘘にならない嘘もある。

 

一番確実なのは、こちらに都合の悪いことを言わないで、結果的に相手を誤解させること。聞き手はだまされたと、あとになって怒るかもしれない。しかし、あなたは嘘を言ったわけではないから、困ることは何もない。

 

実は結構、「成功者」は嘘をつく。
まことしやかに、したたかに。

 

嘘つきは人と目を合わさないというが、相手が百戦錬磨の海千山千の嘘つきなら、目をそらすなんてことはありえない。たとえあなたがその嘘を怒っても、「それは行き違いだよ」と言い訳の引き出しをたくさん持っている。

 

嘘つき男は、小さな嘘、大きな嘘を、あの手この手で巧みに重ねる男芸者なのだ。

 

言うこと弁護士、やること詐欺師。
嘘もつき通せば、本当になる。

 

実際、誰でも嘘をついている。企業の宣伝というのは、いかに都合の悪いことを省いて、いいところを強調するか、なのだ。そして、いかに客の興味を引きつけるかにかかっている。

 

「うまい広告と潤沢な予算があれば、国中の人をだますことができる」(ジョセフ・E・レヴィン/映画プロデューサー)
私の行きつけの銀座のバーのマスターが、面白い話をしてくれた。

 

「私も、嘘も方便だと思います。私たちは、相手を不快にさせない、相手の気分を害さない、相手を傷つけない……ための嘘なら、どんなことでも言います。ただ、ついた嘘は、覚えていなければなりませんけどね。

 

でも一度だけ、お客様に怒られたことがあります。

 

パーティが二つあり、両方に顔を出すことになっていました。だけど、一〇分くらい遅れてしまいました。
そのとき、お客様から『俺は知っていたけど、秤にかけただろう』と怒られました。つまり、両天秤にかけて、何時に必ず行くと言って、遅れるほうが悪い。ならば、最初から事情を告げるか、断りを入れるべきだろう……。こういう嘘は、やっぱりよくない、とただ一度だけ思いました……」

 

また、こんな「嘘」の話もある。

 

毎月、決まった週の決まった曜日、その「サロン」には、いろんなコレクターやマニアが集まってくる。

 

毎月、豪華なアンティークの一点物を紹介する。サロンの目的である目玉商品とはまるで関係ないアンティークのうんちくを得々と語りながら、上品な酒を飲む。ものすごく豪華なサロンだ。そこでおもむろに、その日の目玉商品である限定写真が披露される。実は二束三文なのだけど、それが高い価格で取り引きされ、素人はみんな飛びついて買っていく。業界用語では、これを「捕まった」というらしい。

 

この話を、バーのカウンターでしてくれた若い男は、いつも目玉商品ではない、余りものを買うそうだ。実はそのほうが儲かるという。

 

「実は、あのサロンのオーナー、毎晩睡眠薬を手放せないんだってさ。健康じゃないよ。だから、みんな辞めちゃうんだよ、あんな会社。嘘ってのも大変だよな」

 

得する嘘とそうでない嘘の違いがわかることも、成功の条件だろう。

 

バレる嘘はつくな。言い訳の引き出しをたくさん持て。

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