ちゃんとしたい!ときのための大人のステーキプレート
#深夜のひとりじめ飯

みなさん、こんにちは! 今日はInstagramでも反響が大きかったステーキプレートのレシピをご紹介していこうと思います。

 

 

好きなものだけを集めたステーキプレート。いわば、大人のお子様ランチ風ともいえますね! じつは、これを作った当時はとても忙しい毎日を送っていて。部屋のお掃除がなかなかできなかったり、生活リズムが崩れとったり…。そんな中で「ちゃんとしたご飯が食べたいなあ」となんとなく考えていました。心の片隅で「どっかでちゃんとせなあかんな~」と思ってたんです。

 

忙しい期間が続くと、自分の生活を見直すタイミングがどこかでくると思います。例えば、ボールペンとかカーペットんど、新しい“何か”を買って気持ちが引き締まったとき、「よし、ここでしゃんとせな!」って。ごはんも同じで、食を通して生活を仕切り直すっていうのもありなんじゃないかと思っています。

 

これまで紹介してきた「#ひとりじめ飯」は、ご褒美的な感覚のものが多かったのですが、今日ご紹介するのは、「ちゃんとせな!」と生活を整えるために作る「#ひとりじめ飯」。お肉と野菜でバランスが取れていて、エネルギーの源であるお米もある――そんな“ちゃんとしたごはん”を食べて、自分自身を見直すために。こういう料理を作って「なんだ、やればできるやん!」って自分にエールを送るためでもあったりします(笑)

 

きっとまた忙しい生活はやってくるだろうし、毎日こういうごはんが作れるわけやないけど、こういう気分やからこそ日常の延長線上でちょっといいひとりじめ飯を食べたい。そんな気持ちで作ったステーキプレートです。

 

《材料》(1人分)
牛肉(ステーキ肉)     150g
塩・こしょう        少々
トマト           1/2個
玉ねぎ           1/2個
ほうれん草         ひと束
マッシュルーム       1/2~1パック(お好みで)
粒マスタード        適量
醤油            3~4滴(小さじ1弱)
バター(常温に戻しておく) 10g程度
パセリ           ひとつまみ
にんにくチューブ      5mm(小指の爪の半分くらい)
にんにく          ひとかけ
米             0.5合
水             1/2カップ
ハッシュドポテト(市販の冷凍のもの) 1個

 

《作り方》
【1】
今回、最小限の道具を使って最短で料理を作るために、作る順番が重要になります。最初に下ごしらえをばばばっと済ましてしまい、エスカルゴバターとごはんの仕込みから始めます! まずは、野菜の下ごしらえ。トマトはヘタつきで縦に切り、玉ねぎは輪切りにします。マッシュルームは半分にカット。パセリとにんにくはみじん切りにしておきましょう。

 

次に、エスカルゴバターを作ります。作り方はいたって簡単。常温に戻しておいたバターにパセリとにんにくチューブを混ぜ合わせるだけです! ただのバターではなく、こうやって一手間加えるのってめっちゃひとりじめっぽくないですか? 途中でバターがべちょべちょに溶けてしまっても大丈夫。形を整えつつ、また冷蔵庫に入れておけばちゃんと元どおりになってくれますよ。

 

ごはんですが、今回は炊飯器じゃなく鍋で焚いちゃいます! 適量の油を鍋にしき、みじんぎりにしたにんにくを入れます。ええ香りが立ってきたら、米を入れ、お米に透明感が出てくるまで炒めましょう。その後、水を入れ、蓋をして強火にかけます。蓋からモクモクと煙が出てきたら、沸騰してきた合図です。ごく弱火にして10分。さらに火を消して10分蒸らします。

 

【2】
ごはんを蒸らし始めたタイミングで、お肉に取り掛かりましょう! 牛肉の両面に塩・こしょうをふって下味をつけます。油をひいたフライパンを中火で熱し、お肉の片面を2分ずつ焼きます。焼き色がついたら、フライパンから取り出してアルミホイルでくるんと包んでおきましょう。こうすることで、肉に余熱が通り、いいかんじのミディアムレアになるんです。ということで、アルミホイルをつつんだ牛肉は、コンロ周りの暖かいところで放置!

 

【3】
さあ、次は野菜たちです。フライパンは洗わずにそのまま使っていきます。フライパンにトマトと玉ねぎを入れ、強火でええかんじの焦げ目をつけていきます。焼きあがったら、取り出しておきましょう。フライパンをささっと水洗いしたら、次にほうれん草を茹でていきます。深さ1cmくらいまで水を張り、お湯が沸いたら蒸し茹でに。「#ひとりじめ飯」なので、洗い物は極力少なくいきたい! 茹で上がったら、水にさらして粗熱をとり、もっかい同じフライパンに油をひいて、ジュッジュと焦げ目をつけていきます。焦げ目料理をおいしそうに見せるポイントです。焦げ目をつけたほうれん草もいったんフライパンからあげておきます。

 

【4】
そのままのフライパンにたっぷり目の油をひき、今度はマッシュルームを投入。強火で炒めます。こんがり色がついたら、粒マスタードと醤油をささっと入れて絡めます。塩こしょうで味を整えたら、これもとりあげておいてくだい。最後にハッシュドポテトです。またまた同じフライパンをサッと洗ったら、深さ1cmくらいまで揚げ油を注ぎ、冷凍のハッシュドポテトを揚げます。私、ハッシュドポテトが大好きで…! フライドポテトじゃなく、ハッシュドポテトっていうのも私のひとりじめ飯のこだわりポイントなんです。

 

【5】
さて、放置しておいた肉はどうなっているでしょう? 余熱でじわーっと火が入り、切るとピンクの断面が登場するくらいええ感じになってると思います! トマト、玉ねぎ、ほうれん草、マッシュルーム、をお皿に盛り付け、ホカホカのガーリックライスも乗せて。その上に切ったステーキをドーンと盛り付けます。最後にハッシュドポテトを添え、ステーキの上にエスカルゴバターを乗せたら、ひとりじめのステーキプレートの完成です!

 

作り終わって達成感、食べ終わって幸福感。そんなよくばりな気分を楽しめるステーキプレートになりました。ミディアムレアのお肉を頬張りつつ、焦げ目のついた野菜たちも香ばしくておいしい! 炊飯器ではなく、鍋でお米炊いたっていうもひとりじめポイントが高かったりします。

 

肉、野菜、お米――“ちゃんとした食事”と言いながらも、気づけば自分の好きなものだけを集めたステーキプレートになっとりますね! でも、好きなものを好きなだけ食べることってめっちゃ大事なことやと思ってます。それもひとりじめ飯だからこそできること。気分を上げてまた明日から頑張れそうな気がするのです。みなさんもステーキプレートを作るときは、好きなものを好きなだけ乗せちゃってくださいね

#深夜のひとりじめ飯

撮影/細川芙美  文/宮本香菜

細川芙美
調理師学校卒業後、フレンチレストラン、料理家のアシスタント、料理教室などを経て、2015年に独立。フードデザイナーとして、木箱をつかった標本型のケータリングや、星替わりのロケ弁などを「collection humi hosokawa」の名で展開。その他、石垣島の食材を使ったアンテナレストラン「離島24°」のメニュー監修、スタイルブレッドの新ブランド‎Pan&(パンド)のパンに合うレシピの監修などを行う。
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