動くレシピでよくわかる ひとりのクリスマスが楽しみになる最強チキンレシピ!
細川芙美『#深夜のひとりじめ飯』

こんにちは! ついに12月がやってきましたね~。平成最後のクリスマス、みなさんはどのように過ごす予定でしょうか?

 

前回のクリスマスチキンの記事で登場したリコは、クリスマス直前に恋人と別れ、ひとりぼっちでクリスマスを過ごすことに…。やけど、いってみれば「ひとりで過ごすクリスマス」って、ひとりじめ飯の最強レベルやと思うんです。もちろん、いい意味で!

 

はたからみれば、さみしいクリスマスなのかもしれない。でもリコはクリスマスチキンを作って食べて、誰よりも幸福度の高い時間を満喫する――こういうところがひとりじめ飯の最高にいいところやと改めて思いました。家族や恋人と過ごすことだけが幸せのかたちやない。がぶりとチキンを頬張るその瞬間は、ほんまに幸せの絶頂なのです。

 

ひとりじめ飯があれば、ひとりのクリスマスだってさみしくない! それではみなさんお待ちかねのクリスマスチキンレシピをご紹介をしていきます。

 

《材料》
骨つき鶏もも肉   1本
塩         少々
ヨーグルト(無糖) 大さじ4

 

◎衣
小麦粉       大さじ4
パン粉       大さじ3
パプリカパウダー  小さじ1/2
チリパウダー    小さじ1/2
塩         ひとつまみ

揚げ油       適量

 

◎チリソース
スイートチリソース 大さじ5
バター       8g(1片分)
にんにく(チューブ)小さじ1/2

 

◎ブルーチーズソース
マヨネーズ     大さじ1
ヨーグルト(無糖) 大さじ2
ブルーチーズ    約10g(小指の第一関節くらい)
牛乳        大さじ1/2
塩・胡椒      少々
白ワインビネガー(なければ酢で)小さじ1/2

イタリアンパセリ(みじん切り) 適量
セルバチコ     お好みで

 

《作り方》
【1】
骨つき鶏もも肉の下ごしらえから始めます。鶏もも肉の骨にそって切り込みを入れていきます。骨のキワの部分に切り込みを入れておくだけで食べやすくなるんです。鶏もも肉には塩をふっておきましょう。

 

ボウルにヨーグルトと牛乳を入れ、鶏もも肉を漬けていきます。ヨーグルトだけだとドロッとしてしまうので牛乳を入れ、液体をとろっとさせることがポイント。とろりとした濃度にすることで、鶏もも肉にまんべんなくヨーグルトをつけることができます。事前に鶏もも肉を漬けておくと、肉自体がやわらかくなり、また独特の臭みもとれるのでみなさんにぜひやっていただきたい仕込みです。1時間ほど漬けておくとよりよいのですが、短時間でも効果を発揮してくれますよ! 鶏もも肉を漬けたら、冷蔵庫に入れておいてくださいね。

 

【2】
さて、次に今回の目玉であるブルーチーズソースを作ります。ブルーチーズを使ったお料理ってちょっと贅沢やと思いません? 今日はクリスマスなので特別です! ボウルにマヨネーズとヨーグルト、ブルーチーズを入れてヘラで混ぜていきます。ヘラの柄の部分を短く持って混ぜると、固形のブルーチーズをまんべんなく混ぜられます。

 

そして、とろみを加えるために牛乳を入れ、塩・胡椒を少々して味を整えます。さらにここに白ワインビネガーを投入。もし、ない場合は、お酢でも代用可能です。酸味を加えることでよりソースが引き締まり、メリハリの味になるんです。とろみの具合ですが、落とした時にポタポタと流れ落ちるくらいが目安です。

 

ブルーチーズがお好きな方は、どんどん足しちゃってOK! 自分がおいしいと感じるソースに仕上げもらえると嬉しいです。さっぱりしていて濃厚、ブルーチーズがふわっと香るスペシャルソースの完成です。

 

 

【3】
突然ですが、お店で食べる揚げ物との差ってなんだと思います? サクサクっとした食感はもちろん、色味もこんがりきつね色でおいしそうですよね。今回は特別に細川流の衣の作り方、ご紹介しちゃいます!

 

まずは、サクサク感を出すために、パン粉と小麦粉、塩を合わせます。気持ちパン粉のほうを多めに。そしておいしそうな色味を出すために今回はチリパウダーとパプリカパウダーを“色の補い要員”として投入したいと思います。揚げ物にとってじつは色づかいは大切な要素。今は真っ白ですが、この2つのパウダーのおかげで、揚げたあと魔法のようにしっかり色付けをしてくれるんです。辛いものがお好きな方はチリパウダーを多めにしてもいいと思います! ほんのりと辛味づくことはもちろん、よりおいしそうな色味に仕上がりますよ。

 

 

【4】
さて、どっぷりとヨーグルト液に漬かっとった鶏もも肉を取り出し、【3】の衣をお肉全体にくまなくまぶします。ヨーグルトに牛乳を入れて液をとろっとさせているため、衣をつけるときもらくちん。全体に行き渡るようにギュッギュっとつけていきます。あ、ヨーグルト液をべっとり触った手で衣を触ってしまうと手がグローブみたいになっちゃうので注意してくださいね(笑)

 

もし衣が足りなくなってしまったら、【3】の工程通りに小麦粉とパン粉を混ぜ合わせてから鶏もも肉につけてあげてください。間違ってもバラバラにつけてはダメ! せっかくのカリカリ衣が台無しになってしまいます。

 

 

【5】
フライパンに揚げ油を入れ、熱しておきましょう。菜箸で混ぜて細かい泡が出てきたら温度がOKのサイン。大きめの泡が出てきたら温度が高すぎるので、火加減を調節してください。目安は中火と弱火の間くらいです。

 

いよいよ、鶏もも肉を油の中にダイブさせます! 油にブチ込むときは、皮面が下になるようにしてください。ここで温度に関するポイントをひとつ。バチバチと油が音を立てていたら、温度が高すぎています。火加減は弱火が目安ですが、フライパンに対して、コンロの炎が当たるか当たらないかくらいの高さになっていることがベストです。フライパンの底に火がブワッと当たりすぎていると温度が上がり、100パーセント焦げてしまうので注意!

 

鶏もも肉を油に入れたら、触らないのが鉄則です。4分くらい経ったら、ひっくり返します。先ほど衣に仕込んだ、チリパウダーとパプリカパウダーが反応してオレンジっぽいおいしい色味がついてくるはずです。油の量が少ない場合は、スプーンで油をすくって鶏もも肉の真ん中に油をかけてあげましょう。このとき、スプーンも熱くなっちゃうので気をつけてくださいね!

 

ここから5分間ほど揚げ、鶏もも肉に揚げ色がついたら、いったん取り出して油を切ります。このとき、皮面を上にして油を切るようにしてください。なるべくコンロに近いところに置いておくと、余熱が通りやすいですよ。ここから3~4分放置して、余熱で火を通します。

 

 

【6】
余熱で鶏もも肉に火を通している間にもうひとつのソース、「チリソース」を作ります。作り方は簡単! チリソースとバター、にんにくを小さめのフライパンに入れ、中火にかけるだけです。バターが溶けてきたら軽く混ぜ、グツグツとソースが煮えたら、火からあげておきます。

 

 

【7】
ぼちぼち3~4分経ったので、鶏もも肉を二度揚げしていきます。先ほどは弱火でじっくり揚げましたが、今度は中火でガガーっと揚げることがポイント。油を中火で熱したら、お肉の皮面が下になるように入れましょう。

 

二度揚げするとこんがりとした色がつき、パサパサではなくしっとり仕上がります。お肉の中に火が通ったかどうかが心配でしたら、骨を菜箸でつまみ、お肉から振動が伝わってくるかどうかを確認。ピリピリと振動を感じたら中まで火がしっかり通っとる証拠です。

 

 

【8】
二度揚げを終えたら、しっかり油を切って先ほどのチリソースをつけていきます。鶏もも肉をバッドなどに移し、上からソースをバーっとかけちゃいましょう!

 

あ、もしかして今「カリカリのお肉にソースなんてかけたら、べっちょりしてしまうんじゃ…?」と心配しちゃいました? このソースは濃度が濃いので心配無用です! 例えば、濃度が薄く、さらさらとしたお醤油のようなソースをつけてしまうとたしかにべちゃべちゃになります。でも、濃度が高いソースだとお肉の表面をコーティングしてくれるので、外側のサクサク感はそのまんま維持できるんです!

 

ソースを塗るときは、ヘラを使うとやりやすいですよ。全体にまんべんなくつけ、骨の部分は手で持つので塗らないでおきましょう。この作業はとても重要なので集中して行いましょう!

 

 

【9】
さて、盛り付けです。みじん切りにしたパセリをちらし、途中で味変できるようにブルーチーズソースは小皿に入れて別添えに。最後にセルバチコなどを添えれば、ひとりじめチキンの完成です!

 

 

ツヤツヤな見た目。そして頬張ればカリカリ。二度揚げしたおかげで中はしっとりジューシーです。味を変えたくなったら、ブルーチーズソースにつけてみて、二度目のおいしさを味わってください。骨つきチキンは、豪快にかぶりつくのが醍醐味。大丈夫、誰も見ていません。がっつり噛み付いちゃってください! きっとペロリといけちゃうはずですよ。

 

ひとりでクリスマスを過ごす方だけではなく、もちろんご家族とのパーティや恋人とのお家ディナーに登場させてほしい1品です。

 

クリスマスに合わせてぜひこのレシピを試してみてくださいね。作ったら「#ひとりじめ飯」のタグをつけてInstagramにアップしてもらえると嬉しいです。じつは、来たる12月24日にこのレシピでインスタライブをしてやろうと目論み中。こちらもぜひお楽しみに!

#深夜のひとりじめ飯

撮影/細川芙美  文/宮本香菜

細川芙美
調理師学校卒業後、フレンチレストラン、料理家のアシスタント、料理教室などを経て、2015年に独立。フードデザイナーとして、木箱をつかった標本型のケータリングや、星替わりのロケ弁などを「collection humi hosokawa」の名で展開。その他、石垣島の食材を使ったアンテナレストラン「離島24°」のメニュー監修、スタイルブレッドの新ブランド‎Pan&(パンド)のパンに合うレシピの監修などを行う。
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