動くレシピでよくわかる こってりめにした、甘口ナポリタンの作り方
#深夜のひとりじめ飯

みなさん、こんにちは!
前回の「#深夜のひとりじめ飯」の記事、読んでいただけたでしょうか?

 

私もこってりナポリタンがめっちゃ好きで、ナオコと同じようにどうしても食べたくなってしまうときって必ずあって。「あの味をなんとかして食べてやりたい!」「あの喫茶店のナポリタンよりもおいしいもんを作ってやる!」——そういうナオコの勝気な気持ちが今回の共感ポイントだったりします。「夜中に炭水化物を食べてしもた~」という罪悪感がさらに幸せ度をアップさせてくれるという……。これぞ、ひとりじめ飯の醍醐味なんやな、と。

 

さて今日は、前回の記事でナオコが作っていたナポリタンの作り方を詳しく説明していこうと思とります。「ナポリタンが食べたいのにスパゲティがあれへん!」というときは、焼きそばの麺でも代用できるので諦めないで。

 

私は、“しっかり炒めた感”があるほうが、よりナポリタンっぽくなると思っていて。麺にしっかり味が絡んで「炒めてやったぞ~!」という感じになるように、今回は茹で時間を短めにして、その分フライパンでしっかり炒めていこうかと。

 

そして、隠し味はバルサミコ酢。「そういえば、なんかのときに買って以来、使こてへんなあ~」と冷蔵庫に忘れられがちなバルサミコ酢やけど、今回のナポリタンを作ってもらえれば、「ストックしておいてよかったわ~」という気持ちになるはずやと思います!

 

《材料》

玉ねぎ        1/2個
ピーマン       2個
※野菜不足の方はめちゃくちゃ入れるも可
ウィンナー      2本(もうちょっと入れてもOK)
スパゲティ      80g(1.6mm/茹で時間8分表示のもの)
にんにく       2片
サラダ油       適量
マッシュルーム(缶詰)好きな分だけ
トマトケチャップ   大さじ2
みりん        大さじ2+小さじ1
砂糖         ふたつまみ程度
バルサミコ酢     小さじ2
パルミジャーノチーズ どっさり
黒胡椒        しっかり

(麺を茹でるとき)
塩          適量

 

【1】
まずは下ごしらえから。玉ねぎは大きめのくし切りに、ピーマンはへたを切って種を除き、1cm厚さの輪切りにします。あんまり薄く切りすぎると輪っかが切れやすくなるので、ピーマンはある程度厚めに切っておくのがポイント。ウィンナーは4等分の斜め切りに。

 

 

【2】
鍋にたっぷりのお湯を沸かし、塩を加えます。スパゲティにもしっかり味をつけたいので、味見をして少ししょっぱく感じるくらいが目安。沸騰したら、ドバっとスパゲティを投入! 普通は茹で時間表示の1分くらい前にあげることが多いんやと思いますが、フライパンでしっかり炒めていきたいので、2分前にあげます。今日使う麺は茹で時間8分表示なので、6分間茹でている隙にソースを作っていこうかと! ちなみに今回は1.6mmの麺を使っていますが、もっと太めにするともっとおいしくなります。1.9mmの麺とか。

 

【3】
フライパンににんにくサラダ油を入れ、にんにくのいい香りが出るまで弱めの強火にかけます。にんにくのまわりに泡が沸々と出てきたら、玉ねぎを入れるサイン。玉ねぎを広げるようにして入れ、端っこに焦げ目がつくまでしっかり焼きましょう。しっとりタイプの玉ねぎよりも、ガツン! と焦がした玉ねぎのほうがうまみになります。このとき、にんにくはたまねぎの上に避難させてあげましょう。こうしておくと、にんにくが焦げつくという心配事が減って安心です。

 

玉ねぎにいい感じの焦げ目がついたら、ウィンナーとピーマン、マッシュルームをどさっと合流させ、わしゃわしゃと炒めていきます。

 

【4】
さて、気になる調味料の顔ぶれを発表します! 今回は、おなじみのトマトケチャップ、みりんとお砂糖、それにバルサミコ酢のスペシャルメンバー。トマトケチャップは2回に分けて加え、よりトマト感をアップさせちゃいます。

 

まずはトマトケチャップ大さじ1を加え、酸味を飛ばすように中火で炒めながらコクを出していきます。次に、みりん砂糖。私は甘めが好きなのでお砂糖はたっぷりめに! 砂糖を入れると焦げやすくなるので、注意したってください。バルサミコ酢は香りを残すために、後から加えます。

 

【5】
さあ、お待ちかねの麺が登場! 茹で時間の2分前になったら、麺を鍋から直接フライパンに入れ、ソースと絡ませるように中火で炒めます。

 

2回目のトマトケチャップ小さじ1、さらにバルサミコ酢を加え、酸味を飛ばすように炒めて。バルサミコ酢はしっかり火を通すことで、ツーンとした匂いが飛び、味が馴染んでくれるんです。あの独特の匂いが苦手という方もこうすると気にならなくなるんじゃないかな~。ここからさらに炒めるから、仕上がった時にはソースの汁気はほとんどなくなり、麺にソースがしっかり絡んでおるはずです!

 

 

 

【6】
味見をして、麺の芯がなくなったら、器にドカッと盛ります。くるくるときれいに盛り付けようとせず、がっつり大胆に盛るのがポイント。そのほうが喫茶店のナポリタンっぽくなると思いませんか? 最後に削ったパルミジャーノチーズと黒胡椒をたっぷり好きな分だけ振りかけて。パルミジャーノチーズは器の余白が埋まるくらいしこたまかけてあげると、より罪悪感が増しますよ。

 

定番のケチャップにみりんを加えると、麺が照り照りつやつやになって、一気に喫茶店風のナポリタンに。最後に入れたバルサミコ酢がコクに大変身してくれたおかげで、味わい深い一皿になったのかな、と。もし、バルサミコ酢がなかったら赤ワインビネガーやお酢で代用も可能なのでチャレンジしてみてくださいね。

 

みなさんだったらどんなナポリタンをつくりますか? 今日ご紹介したナポリタンのレシピはあくまで基本なので、「今日は野菜をたっぷり食べたい気分だな~」とか「もっとがっつりしたトマト感が欲しいな~」とか、その日の気分によってどんどんアレンジしてもらってみなさんだけの「#ひとりじめ飯」を作ってもらえたらと思とります! 自分の大好きなものを好きなだけひとりじめできるっていうのが、「#ひとりじめ飯」のええところやと思っているので。

 

深夜にふと、「あれ食べたいなあ」と恋しく思うもの。自分で料理をして、自分だけで満喫したいもの——。夜に食べるからこそ、幸福感が増す「#ひとりじめ飯」をこれからもどんどんみなさんと共有していきたいです。

#深夜のひとりじめ飯

撮影/細川芙美  文/宮本香菜

細川芙美
調理師学校卒業後、フレンチレストラン、料理家のアシスタント、料理教室などを経て、2015年に独立。フードデザイナーとして、木箱をつかった標本型のケータリングや、星替わりのロケ弁などを「collection humi hosokawa」の名で展開。その他、石垣島の食材を使ったアンテナレストラン「離島24°」のメニュー監修、スタイルブレッドの新ブランド‎Pan&(パンド)のパンに合うレシピの監修などを行う。
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