動くレシピでよくわかる家にあるもので、ちょっといいおにぎりたち
細川芙美『#深夜のひとりじめ飯』

みなさん、こんにちは。ついに8月に突入しましたね。夏本番という感じです。 さてさて、前回のマキの「#ひとりじめ飯」の記事は読んでいただけたでしょうか?みなさん、こんにちは。ついに8月に突入しましたね。夏本番という感じです。 さてさて、前回のマキの「#ひとりじめ飯」の記事は読んでいただけたでしょうか?

 

「あ~あ、時間はあったのに結局買いもんに行けなかったわ~」というダラダラした日、必ずあると思います。でも、そんな日にこそ、自分の冷蔵庫や家のストック食材の中にキラリと光る発見があるもの。夜中にゴソゴソっと冷蔵庫を漁っていると「あ、こんなもんもあったんや。なんか意外と私の冷蔵庫調子いいな……」と!

 

豪勢で手の込んだものを作ることだけが「#ひとりじめ飯」ではありません。冷蔵庫にあった作りおきや缶詰、冷凍食品などを使った料理も立派な「#ひとりじめ飯」。外に出たくない気分の日こそ、家にあるものでパパッと気分が上がるお料理、たまにはいいんじゃないでしょうか。
今日は、マキが作った3種のおにぎりの作り方をご紹介していこうと思います。特に、ラタトゥイユの作りおきは、作っておくとほんまに大活躍します! そのまま食べてもよし、パスタに和えてもよしのスグレモノなので、ぜひ試してみてくださいね。

 

1.ラタトゥイユづくしのおにぎり

《材料》(1人分)

〈ラタトゥイユ(作りおき)〉
ナス       2本
ピーマン     2個
パプリカ     1個
玉ねぎ      1/2個
ズッキーニ    1本
トマト      1個
にんにく     1株を半分に切る
トマトピューレ  100g
白ワイン     100ml
白ワインビネガー 50ml
砂糖       ひとつまみ
塩        少々
サラダ油     適量

 

〈おにぎりを作るとき〉
炊きたてご飯   おにぎり1つ分
塩・胡椒     適量
バジル      1枚
黒胡椒      たっぷりめ

 

《作り方》
【1】まずは、ラタトゥイユの作りおきから! ナス、ピーマン、パプリカ、玉ねぎ、ズッキーニ、トマトはそれぞれ5mm角に切りましょう。にんにくは皮付きのまま、1株を横半分に切ります。普段、にんにくは皮をむいた1片分をスライスしたり、みじん切りにしたりすることが多いかもしれませんが、今回はザクっと思い切って横半分にカット。こうすると、「明日、人と会うからにんにくやめときたいな~」というときにすぐ取り出せたり、にんにくのええ香りが長持ちしたりと、いろいろ便利なんです。

 

【2】サラダ油をひいて熱したフライパンににんにくとローリエ、さらに切った野菜たちをを入れ、強火で炒めます。全体に火が通ったら、いったん野菜をざるつきのボウルにあげて、汁と油を切りましょう。角切り野菜が主役のラタトゥイユにしたいので、煮詰めすぎはNG! きちんと野菜の存在感を感じるためにも、火が通った段階で避難させておきます。

 

【3】 そのままのフライパンに白ワインと白ワインビネガーを入れ、鍋についた野菜の旨味をこそぎおとすように、強火でアルコールを飛ばしていきます。そこにトマトピューレを投入! さらに塩、砂糖を加えて味を整えます。鍋底にヘラで筋を描けるくらいまでトロリと煮詰まったら、先ほどざるで切っておいた野菜の汁を投入するタイミングです! さらに、炒めた野菜も再びフライパンに戻し、しっかりソースと絡めていきます。そのまま弱火で5分ほど煮たら、瓶詰めをして完成です。野菜を煮詰めすぎなかったことで、ゴロゴロとした野菜を感じられるラタトゥイユに。これ、冷めてもおいしいんですよ。

 

【4】さて、ラタトゥイユづくしのおにぎりを作っていきます。おにぎりひとつ分の炊きたてご飯をボウルに移し、塩・胡椒を適量加えます。ざっくり全体をまぜたら、四角い型に押し込み、正方形に型どったら、お皿にオン。

 

「ご飯をくり抜く型なんてない!」という方は、普通に握っちゃってOKです! これに上からラタトゥイユを乗せていきたいのですが、いいかんじに乗せるポイントは、大きめのカレースプーンを使うこと。スプーンにラタトゥイユを一口分だけ乗せて、あらかじめ形をつくっておき、そのままスッとスプーンを抜けば、ええ感じにご飯の上にラタトゥイユが乗っかってくれますよ! 最後に黒胡椒を振りかけ、バジルを飾って完成です。

 

2.ベーコンづくしのおにぎり

《材料》(1人分)
ベーコン       1パック(60g)
グリーンピース(冷凍)好きな分だけ
炊きたてご飯     適量
塩          少々
黒胡椒        少々

 

《作り方》
【1】5mm~1cm弱の角切りにしたベーコンをフライパンに入れ、強火にかけます。このとき、サラダ油は不要です。ベーコンから出た油だけで、カリカリに焼いていきますよ! パチパチと油が跳ねてきたら、弱火にします。ベーコンにええかんじの焦げ目がついたら、フライパンからあげて粗熱をとっておきましょう。

 

【2】冷凍のグリーンピースは好きな分だけ、電子レンジでチンをして解凍します。冷凍のグリーンピースってあるとほんま便利です。解凍したグリーンピースと先ほどのベーコン混ぜ合わせておき、ボウルに入れたおにぎり1つ分の炊きたてごはんとまんべんなくまぜます。このとき、ベーコンとグリーンピースの具は全部入れずに、おにぎりの上からかける用の具を半分量くらい取っておいてくださいね。

 

【3】ごはんを型に入れてくりぬいたら、器に盛り、残った具を上からどっさり&たっぷりかけましょう。

 

3.コーンづくしのおにぎり

《材料》(1人分)
イタリアンパセリ   適量
炊きたてごはん    おにぎり1つ分
コーン缶詰      好きな分だけ
バター        ひとかけら
塩          ひとつまみ
塩胡椒        少々

 

《作り方》
【1】イタリアンパセリはみじん切りにしておきます。おにぎり1つ分の炊きたてご飯をボウルに入れ、水気を軽くきったコーンを好きな分だけ入れちゃいます。ここにバターをひとかけら、さらにみじん切りにしたイタリアンパセリ、塩・胡椒を入れて全体を混ぜ合わせます。バターがあったかいごはんのおかげでとろ~っととけていきますが、バターが溶けきれなくても無理に溶かそうとしなくてOK。溶けきらなかったバターはおにぎりの上から乗っけてもおいしいです!

 

【2】ごはんを型に入れてくりぬいたら、上から具のコーンを雪崩のように振りかけます。最後にイタリアンパセリをかければ、より黄色と緑のコントラストが鮮やかに。

 


最後に、セロリときゅうり、ミニトマトのピクルスを添えました。カットしたセロリときゅうり、湯むきしたヘタつきのミニトマトを酢漬けしておくだけの簡単な作り置きピクルスなのでこれもお見知りおきを!

 

家にあるもんだけで、“ちょっといい” 3種のおにぎりたちができあがりました。カットする野菜やベーコンは5mm~1cm弱にして大きさを揃えておくと、コーンやグリーンピースと同じ大きさになり、より可愛く、“見た目もおいしく”なりますよ。食べるとき、3種の具が最終的に混ざり合ってもおいしいです。ワンプレートランチのような一皿の「#ひとりじめ飯」やから、いつもより罪悪感はないかもしれません…!

 

きっと、みなさんの家にも“ちょっといい”おにぎりたちを作るための材料が眠っていると思います。今回はコーンの缶詰を使いましたが、ほかの缶詰でアレンジしてみたり、冷蔵庫にある作りおきと組み合わせてみたり……。おにぎりたちの可能性は無限大です。みなさんやったら、どんな「ひとりじめおにぎり」を作りますか? 「こんなん作ってみたよ~!」「この組み合わせがおいしかったよ!」なんてあったらぜひ「#ひとりじめ飯」をつけてInstagramに投稿してみてください。私もみなさんの「#ひとりじめ飯」、もっともっと知りたいです。

#深夜のひとりじめ飯

撮影/細川芙美  文/宮本香菜

細川芙美
調理師学校卒業後、フレンチレストラン、料理家のアシスタント、料理教室などを経て、2015年に独立。フードデザイナーとして、木箱をつかった標本型のケータリングや、星替わりのロケ弁などを「collection humi hosokawa」の名で展開。その他、石垣島の食材を使ったアンテナレストラン「離島24°」のメニュー監修、スタイルブレッドの新ブランド‎Pan&(パンド)のパンに合うレシピの監修などを行う。
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