ちょっといい白ワインといただく、あさりと豚肉のブランケットパスタ
細川芙美『#深夜のひとりじめ飯』

突然ですが、自宅で作る生パスタって“イケてる感”ありません? 私は、生パスタが大好き! だから、輸入食品などが売っているお店で生パスタを見つけると嬉しくて手に取っちゃうことがあるんです。その足でワインコーナーへ向かうと、またおいしそうなちょっといい白ワインがあるんですよ。生パスタと白ワインを買っちゃったら、「あ、今日はこのワインに合ういいパスタ作るしかないな!」と。

 

「白ワインに合わせて、クリーム系のパスタで贅沢にしよかな~」と思いながらスーパーへ行くと、今度はパスタに入れる具を魚介系にするか、それともがっつりお肉系にするかと悩み始めるんですよね。でも、“運命の生パスタ”に出会って上がりきったテンションに歯止めが効かず、今日は肉も魚もぜんぶ入れてしまおう! と欲張りにも買い物カゴにどさどさと食材を入れてしまって。「会計が怖いけど、今日は贅沢にしたいからいいや!」——そんな気分から今回ご紹介する「あさりと豚肉のブランケットパスタ」は誕生したのです。

 

例えば、仕事が早く終わった日。夕暮れ時にスーパーに立ち寄って「まだ外明るいんや~」というちょっとした優越感を感じたとき。そんな少しだけ余裕がある日にこそ、おいしいものへの“欲”を抑えきれへん瞬間が生まれるんやないかなと思います。いつもの乾麺じゃなく、生パスタ。そして、大好きなものを全部入れれば、満足感はひとしおです。「今日の夜、私は贅沢をしたるで!」——こんな贅沢ひとりじめ宣言とともに作った私のひとりじめパスタをご紹介したいと思います!

 

 

《材料》(1人分)
豚肉ロース(薄切り)       3切れ
あさり              7個前後
生クリーム            100ml
アスパラ             2本
マッシュルーム(ホワイト)    2個
インゲン             3~4本
菜の花(なければほうれん草など) 2本
じゃがいも            1/4個
たまねぎ             1/6個
タイム              1~2本(お好みで)
にんにく             1/2片
白ワイン             100mg
塩胡椒              適量
生パスタ(フェットチーネ)    3分茹で

 

《作り方》
【1】
豚肉はざく切りに、あさりは砂抜きしておきましょう。マッシュルームとたまねぎを薄切りに。アスパラは下の硬いところを向いて、食べやすい2~3cm幅にカット。菜の花もアスパラと同じ大きさに切り揃えましょう。インゲンは縦割りにカットし、じゃがいもを皮付きのまま薄切りにしたら、下ごしらえは完了です!

 

【2】
フライパンにオリーブオイルをひき、潰したにんにくを入れたら中火で熱します。香りが立ってきたら、まずじゃがいもを投入。じゃがいもに透明感が出てきたら、豚肉を入れ、肉の色が変わったタイミングでマッシュルーム以外の野菜を入れます。マッシュルームは火を通しすぎると食感がなくなるので、後入れします。こうすると、存在感のあるマッシュルームになるし、何より後から入れるとマッシュルームのきれいな色味が残ってくれるんです。

 

【3】
そこに砂抜きしたあさりと白ワイン、タイムを入れて蓋をして中火にかけます。あさりの蓋が開いたら、ええ香りが漂ってきているはずです。さらに、残しておいたマッシュルームを入れ、ついに生クリームを投入! このとき火加減は必ず弱火にしたってください! 火が強すぎると、水分が蒸発して、パスタと絡めたときに水分が足りなくなってしまうので、やさしく沸騰させながら具たちを生クリームに絡めていきます。塩胡椒で味を整えたら、ソースの完成です!

 

【4】
生パスタはソースを作り終わってから茹で始めます。今回使うフェットチーネは3分茹でのもの。茹で上がったパスタをソースの中に入れたら、火を消して余熱でしっかり絡めます。生パスタはできるだけ温かい状態の麺と温かいソースをガッと一気に絡ませてあげるのがコツ。火を通しすぎてしまうと、生クリームが蒸発してお皿にもったときにボソボソしてしまい、残念な感じになってしまうので注意しましょう!

 

ちなみに、「生クリームがボソボソになっちゃった!」ときの応急処置ですが、残っている生クリームを足して蒸らしてあげればOK! 市販の生クリームはだいたい150g~200gで販売されとるものが多いと思うので、余っている生クリームを追加してあげれば大丈夫です。生クリームって余りがちですからね。私は余った生クリームを次の日ミルクティーにしていただいたりしとります。

 

お皿に盛りつけたら黒胡椒をたっぷりめにかけ、ひとりじめパスタの完成です。もちもちの生パスタの食感が楽しく、パスタの具はわたしのめっちゃ好きなものたちの豪華な競演!

 

今回は、一緒に買ってきた“ちょっといい白ワイン”と一緒にパスタをいただきました。白ワインをワイングラスに入れつつ、料理で使う分を計量カップに入れる……こんな技も「#ひとりじめ飯」だからこそできるものだと思いませんか? ワインを飲みながら料理したっていいのです。だって、「ひとりじめ」なんですから!

 

贅沢度・満足度ともに120%のひとりじめの生パスタ、みなさんだったらどんな具で作りますか? みなさんのひとりじめパスタ、ぜひ「#ひとりじめ飯」をつけてInstagramにアップしてくださいね!

#深夜のひとりじめ飯

撮影/細川芙美  文/宮本香菜

細川芙美
調理師学校卒業後、フレンチレストラン、料理家のアシスタント、料理教室などを経て、2015年に独立。フードデザイナーとして、木箱をつかった標本型のケータリングや、星替わりのロケ弁などを「collection humi hosokawa」の名で展開。その他、石垣島の食材を使ったアンテナレストラン「離島24°」のメニュー監修、スタイルブレッドの新ブランド‎Pan&(パンド)のパンに合うレシピの監修などを行う。
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