重さ2.5キロ、100個分の巨大餃子! 「大きすぎて」泣ける店「神楽坂飯店」
寺井広樹の東京いい店泣ける店withおとよ

最近、いつ涙を流しましたか?現代人に必要なことは、もっと「泣くこと」。涙を1粒流しただけでストレス解消効果が1週間続くと言われています。
「家にも職場にも泣く場所がない」「思いっきり泣きたい!」そんな声をよく耳にします。そこで、厳選した“泣ける店”を紹介。案内人は、これまで1万7000人を泣かせてきた“涙活”発案者である寺井広樹、そして、助手の“おとよ”こと、とよしま亜紀。
店主の感動的なエピソードで泣ける店、懐かし過ぎて泣ける店、辛すぎて泣ける店……、東京の泣ける店を、美女の涙と共にお届けします!様々な泣きをご堪能あれ。

 

原寸大のジャンボ餃子のサンプルに驚きの声

 

第6回目の涙活は、「飯田橋」駅が最寄りの中華料理店「神楽坂飯店」へ。店の看板に「一升チャーハン ジャンボ餃子 百ヶ餃子 挑戦者受付中!!」と謳っているように大食い業界の間では有名な店なんですよ。

 

 

店の前に着くと、もうすでに今回の「泣き美女」相澤真央の姿が。食品サンプルがずらりと並ぶショーケースを覗いていました。

 

 

中には私達がチャレンジする、原寸大のジャンボ餃子のサンプルもあります。

 

それにしても、大きいですね! 真央も「本当にこの餃子に私一人でチャレンジするんですか」と目を丸くしています。

 

 

私と真央が話していると、助手のおとよが到着しました。いつにもましてテンションが高い、おとよ。

 

その昔、おとよはこの近辺で編集者として働いていたそう。当時から、その存在が気になっていたと言います。「いやー、本物のジャンボ餃子を、ついにこの目で見ることができるなんて!」と喜んでいます。

 

私達が話している間にも、通りがかりのカップルが足を止めて、「えっ、これマジ!?」などと言いながら、見入っていました。一度見たら、忘れることができませんよね。

 

さて、入りましょうか。

 

あたたかい思いが詰まったジャンボ餃子

 

お店の壁には著名人のサインがずらりと並びます

 

 

店に入り、2階の席に着くと「もう少しで焼きあがりますから」と店主の竹鼻公和さん。

 

 

竹鼻さんいわく「ジャンボ餃子はまずは蒸して火を通してます。その後、焼き目をつけるんですよ。蒸して焼いてで、2時間くらいかかるんです」
中の餡も仕込んだ後は、1日寝かせる必要があるとか。そのため、いきなりの注文は無理で、2日前までの事前予約が必要となります(前金制)。

 

餃子だけでなく、チャーハンにラーメンと、大食いチャレンジを始めたきっかけは、昭和42年にまで遡ると言います。

 

この辺りには大学があり、空腹の学生が大勢いたそう。ある日、体育会系の部活の先輩が後輩に「餃子100個食べられるんじゃないか」と話しているのを耳にした竹鼻さん。思わず、食べ切れたら、無料にすると言い出してしまったのが、大食いチャレンジを始めるきっかけだったとか。

 

空腹の学生のためだなんて、餃子が出る前から、泣かせる話じゃないですか。

 

そんな話をしていたら、美しい神楽坂マダムが2階に上がってきました。奥様かと思いきや、「いえ、母です。この店は親の代からやっているんです」と竹鼻さん。御年87歳だとか。

 

「えっ!」と驚く一同。どう見ても、親子には見えません。

 

そして、「ここの餃子って、アンチエイジングにいいのかも!」と真央とおとよが期待に胸を膨らませます(笑)。これで大食いにも気合が入りますね!

 

 

ちなみに、店は息子さんも入れて、親子三代で切り盛りしているのだとか。だから、店内はファミリーのあたたかな雰囲気で満ちているんですね。

 

いよいよ、主役のジャンボ餃子がお目見え!

 

大食いチャレンジには、「60分以内に1人で完食」「チャレンジ中は席を立つことできない」などのルールがあります。
見事、チャレンジして完食できると、無料! 前金が返金されます。さらに、完食証明書と中国酒がもらえます。
ちなみに、見学者も1人1品頼むことを忘れずに。

 

さて、いよいよ、餃子が出てきました!

 

 

本物は、ものすごくインパクトがあります! 今回初めてジャンボ餃子の存在を知った真央も、憧れのジャンボ餃子と出会えたおとよも、感激です。もちろん、私も!

 

ジャンボ餃子との対面に高ぶった気持ちが静まった頃、真央とおとよがスマホで撮影し始めました。これは記念に撮りたくなりますね。

 

次に、重さを感じるために、実際に持ってみることに。「大きすぎて、両手でないとムリですね」と真央。ジャンボ餃子は通常の餃子100個分で、なんと2.5キロもあるのだとか。

 

 

そうそう、私が頼んだ普通の餃子も横に並べてみましょう。並べると、圧倒的な大きさであることが分かります。

 

 

さて、写真撮影はこれぐらいにして、大食いチャレンジしてみましょう。

 

しかし、「ナイフを入れるのがもったいない」と尻込みする真央。その気持ち、分かります。

 

真央が思い切って、ジャンボ餃子にナイフを入れると、ドバッと肉汁が溢れ出します。餃子の皮もぶ厚いですね。見ただけで食欲をそそります。

 

 

早速、真央が餃子を口に運びます。「皮もしっかりしていて、中の具もジューシーでいくらでも食べられます」と笑顔で答えてくれました。

 

これならいいところまでイケるかも!?

 

 

しかし、最初は勢いがよかったものの、ペースが落ちていき、苦しそうな表情に。そして、それが次第に泣き顔に……。「お、お腹が苦しいです」と真央。

 

 

そんな真央を見ていた竹鼻さん、「いやー、美女の涙は絵になりますね」とうれしそう。

 

制限時間に達する前にギブアップ。やはりジャンボ餃子完食のハードルは高かったですね。「残してすいません」と真央。いえいえ、よくぞここまで健闘してくれました!

 

そこで、私とおとよがお手伝いすることに(大食いチャレンジでは、一人で食べ切ることになっていますのでご注意を)。「美味しいですね、コレ」とおとよ。

 

しかし、私達も次第にお腹が痛くなり、3人で食べても、半分がやっとです。

 

半分と言えば、餃子50個分。通常の餃子も2人前頼んだので、3人で60人前食べたことになります。さすがにもうお腹いっぱいです。

 

 

余った餃子をどうしようかと困っていると、竹鼻さんが「持ち帰りますか?」との優しい言葉が。

 

美味しい餃子と竹鼻さんファミリーのあたたかさに感涙し、お腹も心も満たされました。

 

完食すると証明書がもらえます

 

●お店の情報
住所:東京都新宿区神楽坂1-14
(JR「飯田橋」駅から徒歩2分、東京メトロ有楽町線・南北線「飯田橋」駅から徒歩1分、東京メトロ東西線「飯田橋」駅から徒歩5分、都営地下鉄大江戸線「飯田橋」駅から徒歩5分)
営業時間:月~金:11:00~23:00、土・祝:11:00~22:00
定休日:日曜
電話:03-3260-1402
※“ジャンボ餃子”(税込9600円)は2日前までの事前予約・前金制。

東京いい店泣ける店

寺井広樹・とよしま亜紀

【寺井広樹】
泣いて心のデトックスを図る「涙活」を発案。『涙活公式ガイドブック』(ディスカヴァー・トゥエンティーワン)、『泣く技術』(PHP研究所)、絵本『ナミダロイド』(辰巳出版)など著書多数。
【とよしま亜紀】
雑誌・書籍編集兼ライター。現在、師匠である寺井氏の元で“涙のスペシャリスト”として修業中。著書に、あの世とこの世の情けに泣ける『宮城の怖い話』『新潟の怖い話』『静岡の怖い話』(TOブックス)。

イラスト:えんどうまめ
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