アダルトメーカー営業女子は、こんな上司と一緒に仕事をしています!【オナホ売りOLの日常 vol.11】
オナホ売りOLの日常

bw_manami

2019/07/30

 

上司の松葉さん(仮名)

 

この業界で働く人は、元々アダルトが好きで入社した人と、偶然、タイミングがあって働くことになった人に分かれます。

 

わたしの上司・松葉さん(仮名)は後者で、仕事として割り切って働くタイプ。元々は金融関係の営業マンで、特段AVが好きというわけではなかったみたいです。この会社に入った理由は、「営業職で、一番最初に採用してくれたから、なんとなく」だそうです。理由、軽いな。

 

エロに対しての興味は薄い上司ですが、営業という仕事に対しては考えがあるようにわたしには見えます。データを出して案内する、他社商品と比較する、写真を見せながら話すといったテクニックは彼から学びましたし、今でも新しい仕事をするたびに勉強になることはあります。

 

先日、店舗への提案を相談した際、「自分が店をやっていたとして、営業にどう言われれば導入するか?」と質問を返され、ハッとしました。営業をする以上、取引相手にとってメリットがあるように提案しなくてはいけない。相手の立場に立ち、相手の利益を考える視点は参考になります。

 

「モノがエロなだけで、普通の仕事だよ」と上司はよく言います。わたしもそう思います。外側からしたら「エロいことしてそう」「珍しいことしてそう」と見えるかもしれません。だけど、基本は、商品を学んで、トークを考え、営業提案するというありふれた営業の仕事です。商品が特殊というだけで、あとは、ほかの営業職となにも変わりません。むしろ、「商品が特殊だから」を隠れ蓑に、営業としてしなくてはいけないことを疎かにしてはいけない。

 

当たり前のことを当たり前にできないと「この営業はダメだ」と、わたし自身が軽くみられるだけでなく、「女性営業はダメだね」というような偏った見方にもつながってしまいます。女性の営業が少ないからこそ、わたしが悪いと「女性はダメだ」という見え方につながってしまう。だからこそ、営業として取引先とのやり取りを蔑ろにしてはいけないと、感じています。

オナホ売りOLの日常

文:堀江もちこ(ほりえ もちこ) マンガ:菅原県(すがわら けん)

この連載は…
大人のおもちゃメーカーで働く営業職OLの日常を、マンガとエッセイでつづります。
「どんな仕事をしているの?」「エロいことばかりしてるの?」などのよくある質問にお答えしつつ、日々、オナホを売る中で感じたことなどをつらつらとお届けします。

文:堀江もちこ(ほりえ もちこ)
AVやアダルトグッズを制作・販売する株式会社トータル・メディア・エージェンシー(TMA。グッズ部門の名称はタマトイズ)の営業担当。勤続3年目。営業以外にパッケージのライティングやコスプレをすることもある。推しの自社商品は「もぎゅっと!HUGボディ」「俺専用中出し肉便器」。好きなAV女優はあべみかこ。
ツイッター @CO_mochi_mochi
ブログ http://mochi-mochi.hateblo.jp/

マンガ:菅原県(すがわら けん)
マンガ家・イラストレーター。2004年、集英社主催のギャグ漫画新人賞年間グランプリを受賞。その後、「週刊ヤングジャンプ」で連載デビュー。雑誌、Web、書籍などで幅広く活動中。主な作品に『モンスターOLうるみ』(マイナビニュース)、『Mr.上から目線』(LINEスタンプ)などがある。
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