第5回 「心地よい収納のヒント」
小澤あき「暮らし ととのう ひとさじの魔法」

小澤あきさんは、3人の小さな子どものママ。 チャリティ活動を企画・実行する
一般社団法人MOTHER代表の顔も持ち、とても多忙な毎日です。
引っ越しが多く、高価な家具やオーダー収納にはこだわっていないのに、
その住まいは美しさと安らぎでいっぱい。その秘密をひもといていきます。
「暮らしがととのう魔法は、ほんのひとさじの余白。誰にでもかけられる魔法です」

 

こんにちは。小澤あきです。

 

今回は少し、私の収納観からお話したいと思います。
ここ最近は「断捨離®」「お片づけ」という言葉もごく一般的になりましたが、
私はずっと、少しの違和感を感じていました。

 

そしてその違和感の正体は
フォーカスポイントにありました。

 

断る、捨てる、離れるのような、
失うところにフォーカスするよりも、
新しい日々を手に入れるところにフォーカスしていたいと思うのです。
結果として同じでも、
捨てるものを選択していくのではなくて、
共に暮らすものを選択していくほうが心地いい。

 

家の中の物事一つ一つに意識を注いでいくことで
あきらかに習慣を変えることができたという実感があります。
そうして新しい習慣を手にしたおかげで、
次から次へと新しい人や物や事が流れ込んできています。

 

とても心地よいこの流れを皆さまにもお伝えできたなら、という思いで、
今日も書いていこうと思います。

 

誰かと比較するのではなく、ご自身の理想に想いを馳せながら、
ご自宅にお好みのひとさじを加え、
よりよい日々のお役に立てるのならうれしく思います。

 

「奥は手放す」という解決法

 

早速ですが今回は、マンションの廊下によくある棚のお話。
造り付けの棚は、
必ずしも使い勝手のいいサイズとは限りません。
奥行がありすぎたり、なさすぎたり、
間口が広すぎたり、狭すぎたり。
そんな時、私は収納にシンデレラフィットを追い求めることはしません。
住むところが変わっても、どんな収納でも
使いやすい収納用品を使い、ただ並べるだけ。

 

廊下という場所でもあり、毎日は使わないけれど
必要な時にはさっと取り出したいもの、
たとえば住宅・医療関連の書類や、
いただいたお手紙、便箋・封筒などの
ペーパーアイテムを収めています。
ボックスのほうには裁縫道具や工作道具、
ちょっとしたモバイルアクセサリーなど。

 

 

こちらはIKEAの紙製のマガジンボックス。
10年以上使用していますが、
目立ったダメージもなくまだまだ使えそうです。
サイドも少し余りがありますし、
奥行きにいたってはもう一列入りそうなほど。

奥に詰めたくなりますが、
あえて手前に置きます。
実際、奥深い収納は手が届きづらく
使い勝手がよくないので長続きしません。
年に一度くらいしか使わないものであれば、
奥に収納して二段階収納にしてもいいと思います。

 

 

こちらも同じ考え。
棚の奥行きは倍ありますが、
手前にファイルを並べています。
面が揃うことで美しく見えるので、
面を揃えて手前に。

 

 

こちらも。
奥には多少の隙間がありますが、
手前寄せにしているだけ。
奥からきっちり詰めようとすると悩みますが、
潔く、手前の面を揃えることだけ考えると
見た目も整い、使いやすくておすすめです。

【本日のひとさじ】
収納にも、ひとさじの余白を

小澤あき「暮らし ととのう ひとさじの魔法」

小澤あき

2008年に結婚。2010年に長男、2012年に双子の長女、次女が誕生。2016年にママ100人プロジェクトを始動し、 同年12月、一般社団法人MOTHERを設立、現在に至る。 2020年春にはスタイリスト福田栄華とMOTHERの共著で 『私たちは、白シャツ×デニムで』を発表。
Instagram: @akiozawa
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