我が家の5大調味料
酒場ライター・パリッコのつつまし酒

bw_manami

2019/04/19

 

調味料の楽しさ

 

調味料の類がやたらと好きな酒飲みの方ってかなり多いと思うんですよ。
輸入食品専門店とか、全国各地のご当地食品が集まる物産館とかへ行くと、自分の知らない調味料がずらりと並んでいる景色を見て異常に興奮してしまう。どんな味なんだろうな~とついつい買ってしまい、最初はもの珍しさもあって頻繁に食卓に登場するんだけど、やがて飽きて頻度が減り、何年かに一度、賞味期限の切れたそれらの瓶をごっそり捨てることになる。と、いきなりネガティブな話題になってしまいましたが、逆に考えれば、定番化する調味料というものには相当な地力があるということになりますよね。
僕も「試したがり」タイプで、醤油、ソース、マヨネーズ、ケチャップといった基本調味料以外のちょっと変わったものは、使い切れなかったりすることも多いのですが、そんな中、どうしても欠かせない我が家の大定番調味料として不動の地位を築いているやつらもいて、あんまり好きなので、ここに想いをつづらせてもらうことにしますね。

 

 

ヒガシマル「牡蠣だし醤油」

 

はっきり言って自分の晩酌は、何はなくともこれがないと始まりません。
兵庫県に本社があり、薄口醤油の代名詞的な企業として知られる「ヒガシマル醤油」。そんな会社が、特設サイトまで作り、かなり力を入れて作っているのが、「牡蠣だし醤油」です。牡蠣特有のクセが少なく旨味の強い播磨灘産の真牡蠣を使い、淡口醤油仕立ての特性醤油をベースに、カツオと昆布のダシも合わせ、鮮度長持ちのフレッシュボトルに詰めたという、こだわりだらけの一品。
近年スーパーなどでよく見かけるようになり、何気なく買ってみたところ、僕の好きな九州の甘い醤油と、いわゆるキリッとしたオーソドックスな醤油、さらには万能調味料であるめんつゆ、それらのいいとこどりって感じで、ものすご~く好みたっだんですよね。しかも、いつも買ってるスーパーだと298円くらいと、そこまで高くない。
直に醤油をつけるタイプのメニュー、例えば、お刺身とか、冷奴とか、目玉焼きとか、そういったものを食べるときは、もうこれじゃないと満足できない体になってしまいまして、本当に毎日のようにお世話になっています。
またすごいのが、生姜焼きなら豚肉とすりおろしたショウガをこの醤油で炒めればできてしまうし、魚の照り焼きなんかも基本こいつの味付けだけでOK。信じられないような話なんですが、かなり幅広い料理が、牡蠣だし醤油だけで絶妙に美味しく作れてしまうんですよね~。
僕が今、もっとも信頼を置いている調味料といえるかもしれません。

 

 

チョーコー「ゆず醤油かけぽん」

 

ポン酢の世界も奥深く、「旭ポンズ」なんかに代表されるような、柑橘成分が瓶の口付近に白っぽく溜まっているようなタイプ、いろいろ出てますよね。どうやら日本人って想像以上のポン酢好きとみえて、スーパーの売り場の充実っぷりといったら、目移りしてしまってどれにしたらいいか決められないほどです。ああいうのの中から、まだ買ったことのないものを選んで試してみるのが大好きなんですが、どうしても最後に戻ってきてしまうというか、常に他のポン酢とは別に冷蔵庫に常備してあるのが「ゆず醤油かけぽん」。
長崎の「チョーコー醤油株式会社」が作る、オーソドックスでバランスの良いポン酢で、柑橘成分が目に見えるようなタイプではないんですが、爽やかに甘酸っぱく、いつまでも飽きのこない味わい。全面的に身を任せてしまって大丈夫なポン酢といえます。

 

 

S&B「四川風ラー油」

 

辛いものが大好きなので、ラー油も当然大好物。
餃子屋さんなどで自分でタレを調合する時の割合って、それぞれにこだわりがありますよね。醤油4:酢5:ラー油1、くらいが上品な割合でしょうか? 最近は酢にコショウをふりかけただけの「酢ゴショウ」で餃子を食べるなんていう粋な御仁もいらっしゃると聞きます。しかしながら僕の場合、引かれるので本当はあまり言いたくないんですが、醤油3:酢2:ラー油5の、ラー油超たっぷり派。脂っこい中華をさらに油でコーティングしてほおばり、それをビールで洗い流す快感といったらありません。
で、この四川風ラー油は、そこに痺れる辛さが特徴の花椒の実が入っている。この爽やかな香りと辛みが素晴らしく、ご飯のおかずというよりはむしろ、酒のつまみとしてのグレードを上げてくれます。
ちなみに家で餃子やシュウマイを食べるときは、タレの配合をややこしく考えずとも、先ほどのかけぽんにこのラー油をたっぷりとたらしたものが自分好みで、大変重宝しています。

 

 

キューピー「レモンドレッシング」

 

ドレッシングこそ「沼」。種類が豊富でついあれこれ試したくなってしまうし、それゆえ迷子になりやすく、自分がどこをどう歩いてきたかわからなくなってしまうことも多い。そんな時、原点に戻れるドレッシングを心にひとつ持っておくと便利です。
僕にとってのそれが、キューピーのレモンドレッシング。レモン酢、レモン果汁、グレープフルーツ果汁などからなる爽やかな甘酸っぱさが好感度120%。たまに、生野菜をバリバリとむさぼり食いながら飲む、健康なのか不健康なのかよくわからない晩酌を無性にしたくなる日がありますが、このドレッシングをかけたサラダとプレーンチューハイは、まさにゴールデンコンビ!

 

 

マリーシャープス「トマトファイアリーホット」

 

「タバスコ」に代表される、いわゆるホットソースの一種です。以前とあるカレー屋さんにこれが置いてあり、ただ辛いだけではない奥深さに驚いたのがきっかけで、その存在を知りました。シリーズの中で特に好きだと感じたのが「トマトファイアリーホット」。その名の通りトマト仕立てになっていて、数種の野菜やニンニクの風味も加わった、旨味たっぷりのホットソース。
ピザやパスタはもちろん、生牡蠣にも合うし、チューハイに1、2滴たらしてそういうカクテルと思い込んで飲んでみるのも、晩酌に変化が出てオツなもんですよ。

 

 

というわけで僕からは以上ですが、「私の定番はこれ!」っていう調味料、あったら試してみたいので、よかったらぜひ教えてください!

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