• アスペルガー医師とナチス

    発達障害の一つの起源

    エディス・シェファー(Edith Sheffer)

bw_manami

2019/06/24

アスペルガーの業績は、ナチスの精神医学の産物だった!?

 

アスペルガーはよく、第三帝国時代に黙々と研究に没頭しながらナチスに抵抗した、進歩的で思いやりのある人物として表現される。
(中略)ところが記録や史料を調べてみると、まったく別の物語が見えてくる。アスペルガーは、ウィーンの児童殺害システムにさまざまなレベルで関与していた。

 

ウィーンの児童安楽死システムの指導者たちと近しい関係にあり、ナチス政府のさまざまな役職を通じて、何十人もの子どもをシュピーゲルグルント児童養護施設に送っていた。シュピーゲルグルントとは、ウィーンの子どもたちが殺害された施設である。

 

このアスペルガーが児童安楽死プログラムに関与していた事実と、障害のある子どもを守ったという周知の事実とは両立しない。だが、どちらも記録にはある。実際、アスペルガーの仕事を詳細に調べてみると、彼の行動には二面性があったことがわかる。(「序」より)

目次

  • 第一章 精神科医になるまで
  • 第二章 診療所の診断
  • 第三章 ナチスの精神医学と社会的精神
  • 第四章 データベース化される国民
  • 第五章 運命を決める理論
  • 第六章 アスペルガーと安楽死システムとのつながり
  • 第七章 少女たちと少年たち
  • 第八章 死と隣り合わせの日常生活
  • 第九章 民族共同体のために
  • 第一◯章 過去の清算
  • エピローグ
  • 著者紹介

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