• デスマーチはなぜなくならないのか

    IT化時代の社会問題として考える

    宮地弘子(みやじひろこ)

無理なプロジェクトと分かっていながら圧力に屈したり感情に流されたりして参加した結果であるどころか、そもそも、プロジェクトの要求仕様からチームの構成、期間まで、すべてが霧に包まれており、管理不能なほどめまぐるしく状況が変転していくなか、問題に対する真の対策をとることができないままなんとかしてソフトウェアをつくりあげていくうちに、なぜか皆、足並みを揃えて「死地に赴いて」しまうということ。そして、そのことが自慢にすらなり得るということ。(「はじめに」より)――当事者の証言の分析から明らかになった驚愕の事実とは? 自らソフトウェア開発に携わっていた、新進気鋭の社会学者による瞠目すべき論考!

目次

  • はじめに
  • 第一章 究極の迷宮――どのようなものづくりとも異なるソフトウェア開発の特質
  • 第二章 「デスマーチ」の語り――ソフトウェア開発者たちに聞く経験
  • 第三章 当事者にとっての「デスマーチ」の経験とは
  • 第四章 「人々の社会学」という考え方――逸脱の問題から常識の問題へ
  • 第五章 「あたりまえ」の起源を探る
  • 第六章 今、「デスマーチ」が問題化していることの意味
  • 第七章 IT化時代の社会問題としての「デスマーチ」
  • おわりに
  • 著者紹介

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