• SMAPと平成ニッポン

    不安の時代のエンターテインメント

    太田省一(おおたしょういち)

四半世紀にわたり、誰からも愛されながら活動を続ける国民的グループ・SMAP。華々しいスポットライトを浴び続け、パイオニアとしてアイドルの道を開き……というように、一見順風満帆に見えた彼らにも、実は多くの人が知らない、ファンとの長い苦難の歴史の共有がある。
同時に、彼らが活動した平成という時代は、日本そのもの、そして私たちの暮らしが先行きの見えない不安にさらされた時代でもあった。こうした時代に、SMAPひいてはアイドルは、社会とどのように関わったのか?そして社会の側はSMAP、アイドルをどう受け入れたのか?
2016年、今一番読むべきアイドル、エンターテインメント論!

目次

  • 序 章 『世界に一つだけの花』を求め続ける私たち
  • 第1章 SMAPのどこが新しかったのか
  • 第2章 平成ニッポンがSMAPを求めた
  • 第3章 アイドルと社会の関係を変えたSMAP
  • 終 章 平成ニッポンとエンターテインメントの行方
  • あとがき
  • 著者紹介

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