akane
2018/03/28
akane
2018/03/28
「何者かになりたい」「でもなれていない」「いや、本気を出していないだけ」「本当はそれが言い訳なのはわかっている」「こんな自分、嫌いだ……」。
そうやって自己否定の悪循環に陥ってしまう人は少なくないだろう。
実話コミックエッセイ『美大とかに行けたら、もっといい人生だったのかな。』(光文社刊)の著者である、あらいぴろよさんもその一人だった。
しかし、あらいさんはセルフカウンセリングによって、自己否定の悪循環を断ち切ることに成功した。
その方法のひとつが以下のものだ。
<自分の短所を整理し、うまく付き合えるようになる方法>
1)短所をワンフレーズで紙に書き出す
2)その短所のどこがもっとも自己否定してしまうポイントなのかを掘り下げる
3)短所のいいところを無理やり探す(2をヒントにしてもいい)
4)3をワンフレーズにまとめる
5)4を踏まえたうえで、2の自己否定をしないように何をすればいいかまとめる
【例1】
1)いい加減
2)何も決められず、何もできないところ
3)選択肢が浮かびまくる
4)視野が広い
5)その選択が正しいかなんて死ぬときまでわからないと割り切り、期日を切って、やることを選ぶ
【例2】
1)神経質
2)寛容になれないところ
3)細かいところに気が付く
4)気配り上手
5)アクシデントが起きた時など「そんなことよりあなたは大丈夫?」と他人を優先する(自分がされたいことをする)
【例3】
1)自分がない
2)焦燥感にかられてしまうところ
3)自分はフリーダム、真っ白の状態!
4)伸びしろがすごい
5)成果を心の支えにせず、自分だけの心の秘密基地(趣味など)を持つ
自己否定のもとを棚卸する作業なので、ピックアップする短所はいくつでもいい(ただし、自分が凹まない程度で)。
なお、上に挙げた方法はごく一部だが、コミックエッセイ内ではさらに深く自分と見つめ合った軌跡が、具体的なシーンとともに濃厚に描かれている。
短所を受け入れた著者が最終的に見つけた答えを、ぜひ参考にしてみてほしい。
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