akane
2019/03/20
潜入・最低賃金労働の現場
akane
2019/03/20
これは「異国の話」ではない。英国で“最底辺”の労働にジャーナリストが自ら就き、体験を赤裸々に報告。
働いたのはアマゾンの倉庫、訪問介護、コールセンター、ウーバーのタクシー。
私たちの何気ないワンクリックに翻弄される無力な労働者たちの現場から見えてきたのは、マルクスやオーウェルが予言した資本主義、管理社会の極地である。
グローバル企業による「ギグ・エコノミー」という名の搾取、移民労働者への現地人の不満、持つ者と持たざる者との一層の格差拡大は、我が国でもすでに始まっている現実だ。
【著者・訳者プロフィール】 ジェームズ・ブラッドワース 英国人ジャーナリスト。現地で影響力のある左翼系ウェブサイト"Left Foot Forward"の元編集者。大手紙インディペンデントやガーディアン、ウォールストリートジャーナル等にコラムを寄稿。著書に"The Myth of Meritocracy: Why Working-Class Kids Still Get Working-Class Jobs"がある。 濱野大道(はまのひろみち) 翻訳家。ロンドン大学・東洋アフリカ学院(SOAS)、同大学院修了。訳書に『民主主義の死に方』(スティーブン・レビツキー、ダニエル・ジブラット著、新潮社)、『津波の霊たち』(リチャード・ロイド・パリー著、早川書房)などがある。
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