• ISの人質

    13カ月の拘束、そして生還

    プク・ダムスゴー/著 山田美明/訳

番兵はいつも集団で現れ、互いにけしかけ合っては、おまえを殺してやると叫び、怒鳴った。そしてまるでゲームのように、ダニエルの胸を蹴り、殴り、鞭で打った。やがてダニエルは、ついに自分はスパイだと告げた。これこそ、拷問人たちがぜひとも聞きたがっていた言葉だった。(本文より)

拘束に至る過程、拷問、他の人質たちとの共同生活、日常的な暴力、身代金交渉、家族による募金活動、そして間一髪の生還――。地獄を見た、24歳の写真家の過酷な体験を、著名ジャーナリストが丹念な周辺取材とともに書き下ろす。衝撃のノンフィクション。佐藤優氏推薦・解説。

目次

  • 第一章 ジム、誕生日おめでとう
  • 第二章 ヘデゴーのエリート体操選手
  • 第三章 シリア周遊旅行
  • 第四章 首の鎖
  • 第五章 小児病院の人質たち
  • 第六章 ダニエルとジェームズ
  • 第七章 ダニエル、月が見える?
  • 第八章 囚人服で見た世界
  • 第九章 暗闇からのメール
  • 第十章 実験
  • 第十一章 お母さん、ダニエルだよ
  • 第十二章 再び自由に
  • 第十三章 砂漠の死
  • 著者紹介

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