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本がすき。 > レビュー
             

REVIEWレビュー

  • 2023/03/16

    「シノギ」の仕事に手を染めたのは、居場所を守るためだった――

    横田かおり
    『黄色い家』中央公論新社 川上未映子/著     黄美子さんは背中の真んなかあたりまである真っ黒で癖のある髪を手で束ねてみせながら、わたしの毛って黒猫がまるまる一匹入っててもわかんないくらい多いでしょ、と言って、楽しそうに笑っていた。わたしも笑って、みんなも笑った。   身を寄せ合うように...
  • 2023/03/15

    過熱する教育競争の中で生じる「不安格差」

    坂爪真吾
    『教育大国シンガポール』光文社 中野円佳/著     人口約540万人の都市国家であるシンガポールは、人的資本を国の最大の資源と位置づけている。教育と職業訓練には力を入れている一方、社会保障は雇用と市場に依存している。いわゆるワークフェア(Workfare : 勤労福祉制度)政策を採っている国である...
  • 2023/03/14

    縄田一男が読む『貸本屋おせん』詰め込まれた本への想いに拍手喝采!

    小説宝石
    『貸本屋おせん』文藝春秋 高瀬乃一/著   由原かのんの『首ざむらい』に続き、第百回オール讀物新人賞を受賞した「をりをり よみ耽り」を第一作とした連作集で、二作を比べるとどうやらこちらの方に軍配が上がりそうだ。   受賞作は文化期の浅草周辺を舞台に沢山の本を高荷に背負って江戸市中を飛び回る貸本屋のお...
  • 2023/03/13

    瀧井朝世が読む『名探偵のままでいて』安楽椅子探偵は認知症

    小説宝石
    『名探偵のままでいて』宝島社 小西マサテル/著   第二十一回『このミステリーがすごい!』大賞の大賞受賞作品。孫が持ち込む謎を祖父が名推理で解き明かす、いわゆる安楽椅子探偵ものだが、その祖父はレビー小体型認知症を患っている、という設定だ。聞けば、今は故人となった著者の父親が、同じ病を患っていたという。...
  • 2023/03/10

    円堂都司昭が読む『黄色い家』不正のなかのイノセント

    小説宝石
    『黄色い家』中央公論新社 川上未映子/著   二〇二〇年。二十代女性への監禁・傷害の罪で吉川黄美子被告・六十歳の初公判が開かれた。その記事を読んだ花は、黄美子と暮らした過去を思い、当時一緒だった蘭と会う。もう一人の桃子を含め同居生活をした四人は、警察にいえないことをしていたらしい。以上が第一章。第二章以後は、...
  • 2023/02/13

    少女が、目を覚ますことのない母を追い越すまでの日々

    横田かおり
    『植物少女』朝日新聞出版 朝比奈秋/著     わたしにとって、母は会いに行く人物だった。   少女が語り始める物語の中で母が目覚めることはない。 語り部である少女、美桜を出産する際に植物状態となった母は回復することなくその生涯を閉じた。 少女は、母が話し、歩いていた姿を知らない。 時おり...
  • 2023/02/10

    SNSで「ネトウヨ」「パヨク」と叫ぶ前に振り返ってほしいこと

    坂爪真吾
    『ネット右翼になった父』講談社 鈴木大介/著     『ネット右翼になった父』というタイトルから連想されるのは、定年後、保守系の雑誌やYouTubeの動画の影響によって嫌韓や嫌中、外国人差別や女性蔑視などの極端な保守思想にハマり、聞くに堪えないヘイトスラングを口にするようになった高齢男性の姿だ。...
  • 2023/02/09

    自分をすり減らしていく世界で、それでも言葉の力を信じる

    長江貴士
    『人を心から愛したことがないのだと気づいてしまっても』KADOKAWA 戸田真琴/著     彼女は、言葉の強さを信じている。 「女である」「AV女優である」という理由で、言葉が正しく届かないこともあると理解した上で、それでも彼女は、言葉が言葉通りの意味で誰かの元に届くことを願い、信じている。自分自...
  • 2023/02/03

    国って必要なのだろうか? 国家という人工の便宜的なシステムが持つさまざまな矛盾

    藤代冥砂
    『無国籍と複数国籍』光文社新書 陳天璽/著   今回手にした『無国籍と複数国家』を読み進めていると、ジョン・レノンさんの有名な曲『イマジン』がいつの間にか心の中で響いていることが多かった。「国なんてないんだと想像してごらん」というフレーズは、まさに本書の内容に寄り添ったもので、きっと多くの読者が、国ってなんだ...
  • 2023/02/02

    世界をニュートラルに眺める静かなる力を得たような感じがした「成功と権力を手にするための数学講座」

    藤代冥砂
    『世界を支配する人々だけが知っている10の方程式』光文社 デイヴィッド・サンプター/著  千葉 敏生 /訳   おそらく私たちの誰もが、自身や家族の幸福を願っている。まず、何よりも自分とその近しい人のことを第一に考えて、それがある程度満たされたら、次は友人や隣人、その後に世界全体の幸せについて夢を語るのだろう...
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