• 天気痛

    つらい痛み・不安の原因と治療方法

    佐藤純(さとうじゅん)

天気によって生じたり悪化したりする慢性の痛みを、私は「天気痛」と名づけ、2015年に出演したテレビ番組「ためしてガッテン」で初めて言及しました。正直なところ、「信じてもらえるだろうか?」と不安だったのですが、その反響は驚くほど大きなものでした。番組が終了するやいなや、続々とメッセージが届き出したのです。そして、その多くに、「なぜこれほど体調が悪くなるのか自分でもわからなかったけれど、原因がわかった」「痛みが天気と連動していると誰にもわかってもらえなかったが、やっと理解してもらえる」といった長年の苦しみと、その原因がわかった喜びが綴られていました。二十数年に及ぶ研究が、報われた思いがしました。
(「はじめに」より・一部略)

目次

  • はじめに
  • 第1章 全国1000万人が苦しむ「天気痛」
  • 1 周囲の人にわかってもらえない「天気痛」の実態とは
  • 2 「天気痛」とは、「慢性痛」に「天気」が絡んだ複雑な痛み
  • 3 「天気痛」を引き起こすのは、どのような天気か
  • 第2章 「痛み」がわかれば、「天気痛」は怖くない
  • 1 痛みは他者と共有できない、自分だけの感覚
  • 2 急性痛と慢性痛の違い
  • 3 関節痛は、関節が作るのか? 脳が作るのか?
  • 第3章 人はこうして「天気痛」になる
  • 1 天気の変化が「ストレス」になる
  • 2 慢性痛とストレスの関係
  • 3 私たちは、天気をどうやって感じるのか?
  • 第4章 治療法と対処法を知れば「天気痛」の不安は解消できる
  • 1 自分を客観的に見て、病状を把握する
  • 2 めまいのある人は、「抗めまい薬」を活用する
  • 3 痛み止めや漢方薬の上手な使い方
  • 4 自分でできる天気痛改善ストレッチ
  • 5 生活習慣の改善から最新機器まで
  • 第5章 歯周病、更年期障害、脳卒中も天気の影響を受ける
  • 1 「気象病」とは、どのような病気をさすのか?
  • 2 「天気」も含めた「環境医学」が、今後ますます重視される
  • おわりに
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