• 男娼

    中塩智恵子

「女も男もゲイも、何を求めて彼らを買うのか? それは『セックス』ではなく『私』。『私』の回復、『私』の発見、『私』の確認なのだ。
『性』とは常に『私』をめぐる物語なのである」――中村うさぎ(作家)

 

「その昔『闇の男』と呼ばれた男娼には、① 女装で男性の相手② 女装で女性の相手③ 男性で男性の相手④ 男性で女性の相手の4類型がある。本書はその内①③④の『生』と『性』を描き出す」――三橋順子(ジェンダー/セクシュアリティの社会・文化史研究者)

 

これまであまり語られることのなかった「男性セックスワーカー」のリアルな生態を、当事者インタビュー中心にまとめた一冊。出張ホスト、ウリセンボーイ、ニューハーフヘルス。セクシュアリティを始め、さまざまな事情を抱えた10人のライフヒストリーからから見えてくるのは、日本に生きる私たちの抱える社会問題や課題である。

目次

  • 第1章 出張ホスト(顧客:女性)
  • ●専業歴13年。元社長、研究者肌の有名出張ホスト(48歳)
  • ●性感マッサージをメインに活動する、物静かな癒し系(31歳)
  • ●胸板も語りもアツい、プロフェッショナルなベテラン(42歳)
  • 第2章 ウリセンボーイ(顧客:おもに男性同性愛者、女性)
  • ●25歳でボーイデビューした、子持ちのウリセンバーオーナー(37歳)
  • ●自己評価が低く、ノーと言えない“気ぃ使い”な売れっ子(28歳)
  • ●出張型ウリセンオーナー(30歳)と“ゆとり世代”のボーイ(22歳)
  • 第3章 ニューハーフヘルス(顧客:おもに異性愛者〈ストレート〉の男性)
  • ●トランスジェンダー活動家の元ニューハーフヘルス嬢(53歳)
  • ●11歳でロストバージン、AV女優の“男の娘” (年齢非公開)
  • ●大手企業を辞め46歳で突然デビューしたヘルス嬢(54歳)
  • 著者紹介

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