BW_machida
2022/03/25
キューブとわたし
BW_machida
2022/03/25
エルノー・ルービック/著・久保陽子/訳
東欧ハンガリーで生まれ、これまで累計3億5000万個を売り上げたルービックキューブ。その数奇な運命と尽きせぬ魅力を、発明者みずから語る初の自伝!
1980年代に一大ブームを巻き起こしたルービックキューブ。40年以上たったいまもなお、人々は知的好奇心をくすぐられてそれを手に取り、ときには解く速さを競い合っている。また創造性や知識のシンボルとしてとらえてもいる。
一方、その考案者であるエルノー・ルービックの感性や思想は、まさに彼の名を冠したキューブさながらシンプルかつ深淵だ。富や名声に執着しない彼はどのように考え、どのようにキューブを生み、キューブから何を学んできたのか。本書は彼がその半生を初めて語った初の自伝である。
本書への賛辞
◎ルービックキューブ発明者の半生と、不滅のキューブにまつわるユニークで興味深いメモワール。――オブザーバー紙
◎これは単なる回顧録ではない。価値ある何かを創造したいと思うとき、子どもの遊び心を大人になるまで維持する必要があることを、高らかに宣言した本だ。――デイリー・メイル紙
◎ルービック・キューブはいかに世界で最も愛されるおもちゃとなり、その人気を維持しているのか。これはルービック氏とその発明物との関係の進展を描く一代記だ。――フィナンシャル・タイムズ紙
◎私は数学講師そしてパズル作家として、好奇心あふれるすべての人に、この本の言葉に耳を傾けてほしいと思う。創造性を解放したい人のためのマニフェストであり、ルービック氏がそのガイドになってくれる。――ボビー・シーガル
◎ハンガリーの建築家でデザインの教授であるルービック氏は、幾何学の問題を説明する手段としてキューブをいかに発明したのか。その物語には、好奇心、変化、人の意味などについての彼の考えが織り込まれている。――フォーブズ誌
◎得るものが多い、独創的な自伝――ネイチャー誌
◎あくなき知識への渇望はいかに彼の人生を駆動してきたのか。彼の名を冠した玩具の発明秘話、今日の彼をつくった子供時代について、明かしているだけではない。ルービックは知識そのものの比喩としてキューブを捉えている。――サロン
ハンガリーの発明家、建築家、建築学教授。1974年に発明したルービック・キューブはたちまち世界中で人気となり、商品化された1980年以降、世界で3億5000万個のキューブを売り上げ、人口の7人に1人がこれで遊んだことがあると言われる。最近では、巡回展示の〈ビヨンド・ルービックキューブ〉など子供たちに科学や数学や問題解決に親しんでもらうための団体にかかわっているほか、ハンガリーの学生に北米留学の機会を提供するプログラムでも委員を務めている。
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