akane
2018/11/14
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2018/11/14
週刊新潮2018年11月8日号書評欄にて『土 地球最後のナゾ ―― 100億人を養う土壌を求めて』の書評が掲載されました。評者は詩人の渡邊十絲子さんです。
https://www.bookbang.jp/review/article/560499
書籍内容紹介
土は地味だ。その研究者の扱いも、宇宙飛行士とは雲泥の差がある。空港で土とスコップの機内持ち込みを謝絶されて落ち込んでいる大人を見たことがあるだろうか。
業務として土を掘っているのに、通報され、職務質問を受けることすらある。やましいところは一切なく、土を掘るのを仕事にしている。何を好き好んで土なんて掘っているのかと思われるかもしれない。
家や道をつくるためでもなければ、徳川埋蔵金を捜すためでも……ない。100億人を養ってくれる肥沃な土を探すためだ。(「まえがき」を一部改変)
世界の土はたった12種類。しかし、毎日の食卓を支え、地球の未来を支えてくれる本当に「肥沃な土」はどこにある? そもそも土とは一体何なのか?泥にまみれて地球を巡った研究者の汗と涙がにじむ、一綴りの宝の地図。
著者プロフィール
藤井一至(ふじいかずみち)
土の研究者。国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所主任研究員。1981年富山県生まれ。京都大学農学研究科博士課程修了。博士(農学)。京都大学研究員、日本学術振興会特別研究員を経て、現職。カナダ極北の永久凍土からインドネシアの熱帯雨林までスコップ片手に世界各地、日本の津々浦々を飛び回り、土の成り立ちと持続的な利用方法を研究している。第1回日本生態学会奨励賞(鈴木賞)第33回日本土壌肥料学会奨励賞、第15回日本農学進歩賞受賞。著書に『大地の五億年 せめぎあう土と生き物たち』(山と溪谷社)など。
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