akane
2019/06/10
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2019/06/10
第二次世界大戦中、米国戦時情報局の依頼を受け、日本人の気質や行動を研究したアメリカの文化人類学者ベネディクトが記した『菊と刀』は、その後の日本人論の源流となったロングセラーです。日本の文化を、西洋の「罪の文化」に対して「恥の文化」であると規定したことには今も批判はありますが、恩や義理、恥という重要なキーワードから、日本人の心理を考察し、その複雑さと特徴を浮き彫りにした説得力が、多くの読者を獲得してきたのは間違いありません。
“日本のここがスゴイ”論がもてはやされている昨今ですが、今回はこの『菊と刀』の持つ魅力を、その内容がどのように受け止められてきたのかも含めて、新訳された訳者の角田安正先生に語っていただきます。
(聞き手:光文社古典新訳文庫・創刊編集長 駒井稔)
《日時》2019年6月24日(月)18:30開演 (18:15 開場)
《会場》紀伊國屋書店新宿本店 9階イベントスペース
《定員》50名
《参加費》無料
《参加方法》6月5日(水)午前10時より紀伊國屋書店新宿本店2階レジカウンターにてご予約を承ります。お電話でのご予約も同日より承ります。
《ご予約・問い合わせ》 TEL:紀伊國屋書店新宿本店2階直通 03-3354-5702 (10:00~21:00)
※イベントは90分~2時間程度を予定しております。トーク終了後、ご希望の方には講師の著書・翻訳書にサインをお入れします。
※19:30以降の入場はお断りさせていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
詳しくは 紀伊國屋書店新宿本店ウェブサイトをご覧ください
[角田安正(Tsunoda Yasumasa)さんプロフィール]
1958年生まれ。防衛大学校教授。ロシア地域研究専攻。在ロシア日本国大使館専門調査員を経て現職。訳書に『国家と革命』(レーニン)、『帝国主義論』(レーニン)、『菊と刀』(ベネディクト)、『市民政府論』(ロック)、『リヴァイアサン1,2』(ホッブズ)、共訳書に『ゴルバチョフ・ファクター』(ブラウン)などがある。
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