第8回 クローゼットを考える手がかり
小澤あき「暮らし ととのう ひとさじの魔法」

ryomiyagi

2020/11/10

小澤あきさんは、3人の小さな子どものママ。 チャリティ活動を企画・実行する
一般社団法人MOTHER代表の顔も持ち、とても多忙な毎日です。
引っ越しが多く、高価な家具やオーダー収納にはこだわっていないのに、
その住まいは美しさと安らぎでいっぱい。その秘密をひもといていきます。
「暮らしがととのう魔法は、ほんのひとさじの余白。誰にでもかけられる魔法です」

 

こんにちは。小澤あきです。

 

連載も8回目、我が家の中が、だいぶ見えてきた頃かと思いますが(笑)、
お楽しみいただけておりますでしょうか。

 

前回第7回【暮らしの中に、ひとさじのサステナブルを】
では、「しまう」ことよりも「つかう」ことにフォーカスした記事でしたが、

 

我が家の収納もまた同じく、
「しまう」よりも「つかう」をなによりも意識しております。

 

クローゼットを使う姿を思い浮かべて

 

しまうではなく、つかう姿を俯瞰で描く。
つまりは毎朝そこで服を選んでいる自分を、俯瞰でイメージするのです。

 

 

こちらは私のクローゼットです。

 

クローゼットは毎日服の出し入れをする場所だから、
見やすくて使いやすいことが理想。

 

そこで私が気をつけているのがアイテム管理。

 

アイテムの数と色と種類を、一目でわかるようにしておくことで、

 

色や種類の偏りにもいち早く気がつき、
お買い物の際に気をつけることができています。

 

数の管理はとっても簡単。
服の数がハンガーの数を超えないようにコントロールするだけ。
新しく増えた時は、今あるものを精査して、
不要なアイテムはリセールまたは、リユースに回す。

 

具体的なところでは、フリマサイトやショップの回収BOXに持ち込み、
極力無駄のない買い物をするよう心がけながら、
ファッションを楽しんでいます。

 

 

ハンガーは滑り落ちにくく、型崩れもない、
ドイツのMAWAハンガー。
スタイリストなどプロの方々も多く愛用されていますね。

 

ハンガーを統一するのは、それだけで見た目も整然としますし、
本数管理もしやすくなる上に、
スリムなハンガーを選ぶことで、より多くの服を収納できるのでオススメです。

 

 

引き出しは楽天で購入した、透けないタイプのもの。

 

靴下やタイツ、
厚手のニットやクリーニング済みの畳み衣類はここに。

 

容量を意識して、限界までは詰め込まない。
容量に対して8割程度まで、と心がけていると
いつでもストレスなく出し入れができて、
コーディネートも考えやすく、使いやすい状態をキープできます。

 

このアイテム管理に役立つのが「ショップスタイル」。

 

いつもお買い物に行く、できるだけお気に入りのショップを思い浮かべてみてください。

 

お気に入りのショップは、そのインテリアやディスプレイ、香りやお洋服に至るまで、
ご自身の好みが詰まっていることと思います。

 

ご自宅のクローゼットもそんな風に考えて、理想を思い描いてみると楽しいはず。

 

ハンガー、引き出し、香りの小物などを
自分好みに揃えたら、あとはボリュームコントロールだけ。

 

毎日のお洋服選びの時間が、とびきりワクワクするものになれば、
自然とその日一日も楽しいと思います。

 

【本日のひとさじ】
クローゼットには、ひとさじの俯瞰を

小澤あき「暮らし ととのう ひとさじの魔法」

小澤あき

2008年に結婚。2010年に長男、2012年に双子の長女、次女が誕生。2016年にママ100人プロジェクトを始動し、 同年12月、一般社団法人MOTHERを設立、現在に至る。 2020年春にはスタイリスト福田栄華とMOTHERの共著で 『私たちは、白シャツ×デニムで』を発表。 Instagram: @akiozawa
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