• デザインが日本を変える

    日本人の美意識を取り戻す

    前田育男(まえだいくお)

2009年、経営危機に陥り、米企業傘下からも外れた小さな自動車会社では、デザイン部門のトップに久しぶりに日本人が就任。期待と不安の中、リーダーは全車種のデザインプロセスを一新。容赦なき改革は激しい反発を受けるも奏功し、新ラインナップは欧州を中心にグローバル市場で人気を獲得。ついに’16年、スポーツカー「ロードスター」は世界で最も優れた車に贈られるワールド・カー・オブ・ザ・イヤーと同賞のデザイン部門のダブル受賞という史上初の栄誉に浴す。いまやマツダのモノづくりの根底にある「魂動」というコンセプトは、海外メディアからも〝KODO〟と呼ばれるほどの地位を確立しつつある。 日本メーカーが苦境に立つ現在、一地方の企業が世界で光を放てるのはなぜか。「日本人の美意識への原点回帰」を掲げ、これからの製造業の在り方を体現するリーダーの哲学がここにベールを脱ぐ。

目次

  • 第1章 魂動デザイン、前夜
  • 第2章 言葉論<哲学を共有する>
  • 第3章 ブランド論<企業価値とは何か>
  • 第4章 組織論<感動ほど人を動かすプロモーターはない>
  • 第5章 ものづくり論<今こそ原点に帰るとき>
  • 第6章 情熱、執念、愚直
  • <特別対談> ~未来はすべて過去の中に
  • 前田育男×谷尻誠(サポーズデザインオフィス)
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