ryomiyagi
2020/07/16
ryomiyagi
2020/07/16
混迷の深まる現代に、何らかの指針を求めつつ、現実世界をひたむきに生きる人々にとって、文学は「即興性のない教養」として、魅力的、かつ有用な存在ではないだろうか。
登場人物も作者も、じつは私たちと同じような世界に生きていた「隣人」。
とはいえ、古典文学は、なぜかいまだに敷居の高いジャンルと思われていることも事実だ。
新訳シリーズとして人気の「光文社古典新訳文庫」を立ち上げた駒井稔が、その道の専門家である翻訳者たち14人に、初歩的なことから果敢に話を聞いた。
肩の力を抜いて扉を開け、名翻訳者たちの語りを聞くうちに、しだいに奥深くまで分け入っていく……。
紀伊國屋書店新宿本店で続く大人気イベントを書籍化。
イベントのもっとも刺激的で濃厚な部分を再現する。
(こまいみのる) 1956 年横浜生まれ。慶應義塾大学文学部卒。’79 年光文社入社。 広告部勤務を経て、’81 年「週刊宝石」創刊に参加。 ニュースから連載物まで、さまざまなジャンルの記事を担当する。 ’97 年に翻訳編集部に異動。2004 年に編集長。 2 年の準備期間を経て’06 年9 月に古典新訳文庫を創刊。10 年にわたり編集長を務めた。 著書に『いま、息をしている言葉で。「光文社古典新訳文庫」誕生秘話』(而立書房)がある。 現在、ひとり出版社を設立準備中。 「光文社古典新訳文庫」編集部 2006 年9 月創刊。文学のみならず哲学、社会科学、自然科学を含む古典作品を、 現代の読者に読みやすい日本語で新訳として刊行している。
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