• 大学教授、発達障害の子を育てる

    岡嶋裕史

BW_machida

2021/02/23

敢えて批判を承知で、コンピュータ屋としての拙い理解を示せば、知的障害はCPU(中央処理装置)がトラブルを抱えている状態であり、発達障害は入出力装置(コミュニケーション装置)がトラブルを抱えている状況であると思う。ディスプレイやマウス・キーボード・タッチパネルといった入出力装置に問題のあるコンピュータは、とてもとてもとても使いにくい。どんなに内臓されているCPUが高性能であったとしても、である。だから、知的障害より発達障害の方が症状が軽い、社会に適応しやすいという話ではない。また、両者を併発している子も多い。もちろん、併発している子のほうが、人生で抱える困難は大きくなる。

目次

  • 1 発達障害について調べてみた
  • 2 我が子の発達障害に気づいたとき
  • 3 悩み多き学校教育
  • 4 コミュニケーションというやっかいなシロモノ
  • 5 日常に潜むワナ
  • 6 学校生活と居場所
  • 7 コロナ禍での日常
  • どうか「今」を楽しんでください。あとがきに代えて
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