予約の取れない星読みヒーラーyuji「2021年以降の世界へのアップデート法」(3)
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ryomiyagi

2020/11/17

撮影 shizuo takahashi

 

 来年より本格的に突入する“風の時代”は「『こうあるべき』という人間界だけの”常識”から解放されていくフェーズ。
 先月上梓されるや瞬く間に重版された話題の書『星2.0』の著者yujiさんによる、「2021年以降の世界の歩き方」を、出版記念イベントよりお伝えします(その2よりお読みください)。

 

 西洋占星術の世界で論争が起こるほどにホットな「月」。「積極的に使え」とも「使うな」とも言われる月だが、yujiさんは、「プライベートで心を満たすものとして使い、公的なものには自身の基盤ができるまでは使ってOK」との見解。月を仕事の“メインドライブ”として使うことを推奨しない理由に『魂の成長』を挙げる。

 

「人間にはみんな、『魂の成長のステップ』というものがあります。そのステップとして、まずは月やドラゴンテイル(自分が充分に慣れ親しんでいる部分を示すとされるポイント)を使うステージがあり、それをクリアーしたらそこに留まらず、太陽やドラゴンヘッド(今世の使命を示すともされるポイント)に取り組むステージへ向かっていかなくてはいけません。そうして太陽、ドラゴンヘッドを超えた最終段階として、『月を統合していく』ステージがあると思っています。ただ、そこまでいける人は、おそらくそう多くはない。けれど、それこそ今は、紀元前1800年くらいから続いてきた“人間界の雛型”、“何かを得ようとするマインド”などが、山羊座でのトリプルグレートコンジャンクション (木星、土星、冥王星が重なる状態)で崩壊しようとしている大過渡期。これまでとは違い、一気に三段跳びみたいにして魂が成長していけるはず。一部の人だけではなく、みんなが“月の統合”に向けて飛躍していかれる時代なのだと思います」

 

「いずれ、あらためて書籍かブログで発表したい」というマニアックな内容ながら、バイブス的に“必須”だったのだろう。会場に流れる空気の密度がさらに高まっていく。

 

「これまで長らく続いてきた『I』を強化する動きがたぶんここで止まります。そして『I』が『We』へと切り替わる。自意識が良い意味でゆるんでいき、多くの人の意識が一人称単数から一人称複数に変化していくでしょう。コズミック意識や、宇宙意識になっていくということですね。“星の話”からだいぶ脱線してしまいましたが、でも、人間の意識はこれからそのようになっていかないといけないのではないかと思います。
 2021年以降、数年間をかけて土星が水瓶座から魚座へと移っていきます。この5、6年間は、すごい勝負のとき。とにかく僕らを縛りつけていたものからどんどん解放されてください。こんなことばかり言っていると“反逆者”みたいですが、でも、これまでの常識、普通、当たり前を疑ってかかること! そうすると、星からの後押しを受けられ、いい流れに乗っていけるのではないかと思います。特に、来年の1月まではとにかく自分自身に全集中していただき、“自分”を高めておきたいですね」

 

 自らと徹底的に向き合うことで「誰の中にも絶対にある天才性」に気がつけるはず、とyujiさん。そんな天才性を発揮し、“自分を生きることで社会に貢献する”風の時代にアップデートすべく綴られたのが『星2.0』。十二星座について深く書かれた本書を読むことで、必ずや自分の才能や、唯一無二の凹凸に気がつくきっかけとなるに違いない。

 

撮影 shizuo takahashi

 

「この本は十二星座を自分に憑依させながら書きました。蟹座を書いている時は蟹座になり、双子座の時は双子座になって。双子座はコミュニケーションの星座なので、他の星座よりもずっと文章量が増えてしまって……(笑)。正直、これだけ書いたら今後10年くらいは十二星座のみの本は書く自信がありません。それほど濃密な本になったと思います。『星2.0』を読むことで、自分のことがわかって癒されたり、自分の才能の活かし方をご自身でわかるといいですね。そうしたことがわかると前向きになれ、人生を歩むのが楽しくなっていくと思います!」

 

 イベントはその後、yujiさんの撮影(yujiさん曰く「“檻の中で本を持つ珍獣”の撮影会」)、サイン本のお渡しタイムへ。なごやかな空気の中で、自分らしい人生を歩むコアな情報が詰め込まれた、まるで“風の時代への決起集会”のようなイベントは、大きな拍手とともに晴れやかに終わった。

 

星 2.0』光文社 
yuji /著

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