akane
2018/12/24
akane
2018/12/24
世界10ヶ国のべ100万人以上が感動した“ほめ育”と、幼稚園・保育園・こども園で3700回以上の講演・研修の実績を持つ幼児教育のプロが生み出した“究極の子育てメソッド”として話題の書籍『最上のほめ方』(12月刊)より、子育てに役立つヒントをご紹介。
同書の著者・一般財団法人ほめ育財団 代表理事 原邦雄さんが、「我が子をほめて伸ばすコツ」について解説します。
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私は『最上のほめ方』という書籍で、子育てをするお父さん・お母さんに「子どもをほめて伸ばすための方法」をお伝えしています。
お子さんをほめるためには、まず皆さん自身の感情がプラスの状態になって、心にゆとりがある状態が長く続いていなければいけません。感情のコントロールができるようになり、心が0からプラスの方向へ進んでいることで、子どものいいところが見えるようになり、自然とほめ言葉が出てくるようになります。
そのために「自分ほめ」が必要なのですが、そのまえに、マイナスの感情をゼロに戻すための“準備”の仕方をお伝えします。
まずは準備からです。とても簡単なので、読みながら頭と体で実践してみましょう。
準備には5つのステップがあります。
ステップ1 できるだけ長く深呼吸をする
まずは深呼吸です。これは当たり前にできると思いますので、時間をかけてゆっくり体に風を送ってあげましょう。
ステップ2 「今日、何をしたか?」を振り返る
次に「今日、何をしたか」を時系列で振り返ってみてください。
朝は何時に起きて、起きてから何をしましたか? 子どもを起こした、朝ご飯を作った、掃除や洗濯をした、仕事をした、買い物に行った……など、ゆっくりと振り返ってみてください。
ステップ3 「最近、嬉しかったことは?」を思い出す
振り返ることができたら、その中であった嬉しかったことを思い出してみましょう。
最近(ここ数日)で嬉しかったことでも構いません。どんな小さなことでも、自分以外には取るに足らないことでも構いません。
もしもこれが思い浮かばなかったとしたら? それでも大丈夫です。「嬉しかったこと」を探していることそのものが大切なのです。その数十秒間は、脳が良い質問を受けて、人生のフォーカス(焦点)がプラスに向いているからです。
ステップ4 「好きな食べ物」や「最近、ハマっていること」を思い浮かべる
そして、好きな食べ物やハマっていることを思い浮かべてみてください。気になっている場所や行ってみたい場所など、どんなことでも構いません。
例えば海外でもいいですし、ディズニーランドなどでもいいですね。昔に食べて今でも覚えている、もう一度食べたいと思っている食べ物でもOKです。ヨガを始めて思いのほか楽しい、などでも大丈夫。思い浮かべるだけでワクワクするようなものを想像してください。
ステップ5 「自分が大切にしている言葉、心がけていること」を思い出す
最後に「自分が大切にしている言葉、心がけていること」を思い出してみましょう。
大切にしている考え方や人生観、影響を受けた誰かの言葉、ドラマのワンシーン、マンガのキャラのセリフ、強く影響を受けた本、小学校の校庭の石碑に彫られていた言葉、卒業文集に描いた一言、忘れられない思い出……じっくりと思い出してみてください。「これは子どもに伝えたいな」と思えるものが見つかると、なおいいです。
必ず何か、あなたが大切にしていることがあります。それを準備段階で思い出しながら、フォーカスを他人から自分へ向けておきましょう。
自分自身にフォーカスを向ける作業を通して、マイナスに傾いた心をゼロポイントに戻していきます。
心がゼロに戻ったところで、いよいよ「自分ほめ」の実践編!
次の記事では、「自分ほめ」の具体的な方法についてお伝えします。
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この記事は『最上のほめ方 自己肯定感を高める4つのステップ』を基に作成しました。
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