akane
2018/03/05
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2018/03/05
■2度の結婚・離婚、5度の出産を経験
「私は2度の離婚と5度の出産を経験しましたが、女性が人生で手放してはいけないものを一つ上げろと言われたら“仕事”と答えます」
そう言い切るのはかつてモデル“明石リタ”として一世を風靡し、現在は市原ぞうの国(千葉県市原市)他3つの施設を経営する敏腕女性園長の坂本小百合さん(67)だ。
「若い女性にこれだけは伝えたいのです。手に職があるから私は2度離婚しても、5人の子供たちを育て上げることができました。特に子供を持つ女が仕事をするということは、母として子供と接してあげたくてもコミュニケートできる時間は少なくなるし、その分、子供たちに淋しい思いをさせてしまうリスクを背負っています。それでも、子供のために離婚を決断する瞬間があなたにも起きる可能性を、誰も否定できないのです」(坂本さん/以下同)
■夫への経済的な依存度を下げておこう
夫婦の危機が他人事ではない時代、夫への経済的な依存度を下げておくことが既婚女性のリスクヘッジだという。
「私の母も、私を女手一つで育ててくれました。私はモデル『明石リタ』として高校卒業後にデビューし、モデル仲間の男性と最初の結婚をしました。彼との間には二児をもうけたものの離婚。二度目の結婚で動物を扱う現在の仕事に着きますが、元夫とは3人の子宝にも恵まれたものの離婚に至ります。5人も子供がいて2度も離婚を決断できたのは、仕事があったからです。どんな仕事でも、女性は手にした職を手放さないことが大事です」
■明石家さんまも驚いた!
坂本さんの波乱万丈の人生は自著『小百合物語~続・星になった少年~』(光文社刊)で赤裸々に語られており、先日放送された特番バラエティ『明石家さんまの転職DE天職』(2017年4月30日放送・日本テレビ系)でも取り上げられたほど。
同番組では人気モデルから動物プロダクション経営への驚きの転職を披露し、MCの明石家さんまらを驚かせた。
「70歳を目前にして、山ほどの失敗や苦い経験を全部文字にして、表に出してしまおうと考えたんです(笑)。若い頃の恋愛から結婚、離婚、出産、再婚のほか、経営者としての四苦八苦などを包み隠さず書いたつもりです。つたない経験ですが多くの女性に、こんな生き方もあるんだよと知ってもらえれば」
【坂本さんが園長を務める動物園】
市原ぞうの国
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