akane
2018/02/20
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2018/02/20
「ワーママ(ワーキングマザー)」生活も5年目ともなれば、仕事と子育てを両立することにも、少しずつこなれてきている時期のはず。しかし、その一方で「小1の壁」が1年後に迫っている……。自分らしく働き続けながら、しっかり育児・教育するためには、子どもが5歳のいま、最低限なにをしておけばいいのか?
子どもと自分が将来後悔しないために、4月17日発売の『「ワーママ」5年目に読む本』(パワーママプロジェクト)から、チェックしておきたいポイントを5つまとめた。
【チェック1】子どもと一対一でしっかり向き合う5分間を毎日持てているか?
母親が子どもにかける時間と、子どもがしっかり育つかどうかはまったくの別ものだ。
一緒にいる時間が少ないことに罪の意識を感じるくらいなら、短い時間でもしっかりと向き合い、触れ合うことを大切に。1日のうち5分でもいいので、子どもと一対一の時間をつくること。朝起きてすぐでもいいし、夜寝る前でもいい。時間を決めて日課にするのがおすすめだ。
1日1回、母親を独り占めできる時間があるというのは、子どもの心のよりどころになる。小学校入学直後は不安な毎日が続くものだが、5歳のときからあらかじめこの習慣をつけておくことで子どもの心持ちは大きく変わってくる。
【チェック2】夫との家事分担に無理はないか?
今はなんとか回っていても、どこかでバランスが崩れたときに一気に問題が表面化してしまうのが、毎日の家事への負担。「小1の壁」にぶつかってアタフタしているときに、家事分担への不満が爆発してしまったら大変だ。
そうならないためにも、比較的余裕があるうちに、夫婦で分担している家事を、頻度を軸に書き出して「見える化」しておくことをおすすめしたい(図参照)。
※Aさん(35歳/子ども5歳・3歳)夫婦の家事分担表
【チェック3】ママ自身に「わからないことを調べる」習慣があるか
子どもが自分の頭でしっかり考える子に育つかどうかは、「あ、わかった!」というひらめきの快感を繰り返し体験してきたかどうかにかかっている。小学校での本格的な勉強が始まる前に、この体験を積んできた子は強い。
「あ、わかった!」を経験させるためには、「わからないことは調べる」という習慣づけが必要だ。頭のいい子の家庭には、リビングに必ず辞書がある、とも言われている。
習慣づけのための一番の近道は、親自身が先んじてやること。ニュースや新聞に出てきた言葉の意味がわからないときは、辞書やスマホで調べるクセをつけよう。
【チェック4】教育費は家計の10%に収まっているか
中学生以降の教育費は、塾代、部活代など親の意思でコントロールできないものが増えてくる。だからこそ、子どもが小学校に通っている6年間が計画的な貯蓄のチャンス。子どもが5歳のいまは、そのチャンスの入り口に立っていると考えて、家計に占める教育費の割合を、理想と言われる10%(子どもが2人の場合は12%)に収めるように頑張りたい。
この教育費の割合で家計を運用するコツがつかめてくればしめたもの。ついついレジャーや被服費に使ったり、いくつもの習い事をしてみたり……と必要以上の消費をしてしまいがちだが、優先順位をしっかり決めて、貯蓄の準備を整えよう。
【チェック5】会社やクライアントに“バリュー”を提示できているか
契約社員、派遣社員、正社員等の雇用形態問わず、これからもやりがいを持って自分らしく働き続けるために不可欠なのは、会社やクライアントから必要とされる“バリュー”のある人材であること。“バリュー”を差し出すことが結果的に自分への正当な評価につながり、ひいてはやりがいにもなっていくからだ。
“バリュー”のひとつに「時間」があるが、ワーママの場合はそれを差し出すことは難しい。だからこそ、「長時間は働けませんが、〇〇ができます!」という付加価値を、会社やクライアントに見せられているのかを、今一度自分で問い直してみてほしい。
より詳しい情報は書籍にて。ワーママだけでなく、パートナーにも役立つヒントが詰まっている。
『ワーママ』5年目に読む本
著者:パワーママプロジェクト
価格:1,300円+税
出版社:光文社
発売日:2017年4月18日(火)
http://amzn.asia/46Cu9Ml
【お知らせ】
『「ワーママ」5年目に読む本』の発売を記念して、パワーママプロジェクト主宰のトークイベントが開催されます。ゲストは「花まる学習塾」代表の高濱正伸先生。4月21日19時~都内(六本木駅周辺)にて。
詳しくはこちら→http://powermamabook1st.peatix.com/
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