akane
2019/02/05
akane
2019/02/05
子どもたちのことは大好き。だけどその有り余るパワーを前にすると、ついついイライラしたり、カミナリを落としたり。
(ああ、何であんな風に怒っちゃったんだろうな)
そう思いながら眠りについて、翌朝目覚めた瞬間から怒涛の大騒ぎ。
ゆうべの後悔なんて思い出す間もなく、怒りが爆発……!
心休まる間もない大変な毎日だけど、ふとした時に笑わせてくれる子どもたちの行動や表情が、何よりの癒しとパワーをくれる。あんなに怒り狂っていたのに、ついつい声を出して笑っている。
『2LDK、5人家族。』の著者であり、3人きょうだいの母ちゃん、穴吹愛美さんの毎日はこんな感じ。ずっと一緒にいるから、上手くいかなくて喧嘩することだってある。でもそんな日々があるからこそ、家族は家族になっていくのかもしれません。
穴吹家は、3人の子供たち、父、母の5人家族。父ちゃんと母ちゃんが古いビルを自分たちで素敵に改築した2LDKのおうちに住んでいます。お気に入りの家具や雑貨だけを集めた、温かく居心地のいいおうちです。
この本は、そんな穴吹家の日常を、母ちゃんの目線で記録し続けた写真集。
Instagramで好評だった写真や未公開シーンを見返しながら、母ちゃんの想いを書き留めたエッセイを楽しめます。
穴吹家のキュートな3人きょうだい、ひなた、いちか、さくと。
マイペースなひなたは恐竜に夢中。ムードメーカーのいちかは変顔の達人。甘えん坊のさくとは自分の可愛さをわかっている、戦略家の一面が見え隠れ。
三者三様に濃いキャラクターの子供たち。その絶妙な表情やしぐさを見ているだけで元気が出てきます。
「大変なことばかりだけど、いつも笑わせてもらってます」という母ちゃん。
怒って、喧嘩して、笑って。
無理しないスタイルで子どもたちと向き合っている彼女だからこそ、こんな素敵な表情を記録できるのだと改めて思います。
自分の“好き!”をあきらめないスタイル、困ったときにこそ忘れないユーモア。
穴吹家の暮らしには、家族を愛しそして自分自身も愛するための大切なヒントが詰まっているような気がするのです。
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