「本当の大人」は、他人が“ひとり”でいても 特に何とも思わないものだ
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精神科医・水島広子先生の最新刊『続「他人の目」が気になる人へ ~ひとりがラクになるヒント~』より、一部を抜粋してご紹介します。
「他人の目」から自分を解き放ち、「ひとり」でも心地よくいるためのヒントが満載です!

 

 

パーティにはいろいろな参加の仕方がある

 

「ひとりでいると寂しい人だと思われるのではないか」と心配している人は、未だに思春期を引きずっているようなものだということがわかります。

 

実際に、「本当の大人」は、他人がひとりでいるところを見ても、基本的に何とも思わないものです。

 

パーティの主催者などはそれなりに気をつかったりしますが、それは「気が合いそうな同士を知り合わせて楽しませるため」であったり、「仕事上、知り合っておいたほうがお互いによさそうなため」である場合がほとんどです。

 

「ひとりでいると寂しく見えるから」という動機でやっている人がいたら、その人は自分が楽しいパーティを提供できなかったという罪悪感から頑張っているだけなのでしょう。

 

パーティにはいろいろな参加の仕方があって、水を得た魚のように楽しむ人もいれば、仕事のためにそつなく利用する人もいれば、ただ義理で来たためにぽつんとしている人もいるのです。

 

どう過ごすかは、自分で決めてよい

 

大人は目的意識を持ってそれぞれが勝手に行動するとは言っても、確かに、職場の同僚など、学生時代の同級生を思わせるような関係性の人もいるかもしれません。学校と重ね合わせてしまうと、職場での昼食をひとりでとることに抵抗があるのは理解できます。

 

しかし、仕事をしている大人にとって、昼休みは貴重な自由時間です。その時間をどう過ごすかは、自分で決めてよいのです。

 

読書しながら食事をしてもよいし、時間があればひとりで外食をしてもよいでしょう。天気がよい日なら屋外で食べるのも気持ちよいと思います。昼休みを利用して、いろいろと用事をすませたい人もいるでしょう。

 

また、ある程度ひとりの時間が必要だというタイプの人が、ガヤガヤした職場で働いている場合は、昼食くらいは静かにひとりで食べないと疲れてしまうと思います。

 

※この記事は、『続「他人の目」が気になる人へ』(水島広子)をもとに作られました。

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続「他人の目」が気になる人へ

続「他人の目」が気になる人へひとりがラクになるヒント

水島広子(みずしまひろこ)

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