ryomiyagi
2019/11/06
ryomiyagi
2019/11/06
女性ファッション誌で30年以上のキャリアを誇る人気スタイリスト・地曳いく子さんの最新刊『おしゃれは7、8割でいい』(9月19日発売・光文社刊)より、一部を抜粋してご紹介します。
「似合う服がない!時間もない!もう無理!」なあなたを救う、人生とおしゃれがラクになるヒントが満載です!
仕事終わり、電車の窓に映る自分の疲れ顔にぎょっとした経験をお持ちの方も多いと思いますが、私などそろそろ還暦なので、正直“疲れてブスになる”どころかもうホラーレベル。鏡を見て「何このゾンビ」と驚きよう愕がくすることもしばしばです。
今、30~40代のみなさんに予告しておくと、疲れすぎると
「スマホの顔認証が、認識してくれなくなります」。
以前は、化粧をしていないからかな?と思っていたのですが、化粧をしても、スマホが「違う人でしょう?」と認識してくれなくなったので、化粧だけのせいではないとわかりました。
おそらく、加齢によって顔のパーツが下がっているからでしょう。
歳を重ねると、皮膚や顔筋の衰えなどにより、若い頃はキュッとしまっていた顔の下半分が伸びてきます。そのため顔のバランスが変わることも、顔認証にハネられてしまう原因かもしれません。
スマホが持ち主を認識してくれなくなるほど疲れてしまうと、昔はとても似合っていて自分を引き立ててくれていた服が似合わなくなります。
とくにトレンドものは要注意。
着る人が疲れていると服のパワーに負けてしまい、さらに疲れて見えるのです。
疲れると化粧のノリも悪くなりますし、皮膚の状態が違うからか眉毛もうまく描けない。顔色も違います。元気なときとは別人だと考えた方がいいでしょう。
そんなわけで、服でなんとかしようとZARAやH&Mに駆け込んでも、ことごとく似合わない、ということになります。
すごく疲れたなと思ったら、朝、服を選ぶときに、まず手持ちの中でいちばんベーシックな服を選びましょう。
あれこれ足したり、流行りのバランスで冒険するなどのテクは最小限に。
普通の服を普通に着て、ピアスだけ大ぶりのものにしてポイントを作るだけでも十分です。
メガネもおすすめ。
メガネは、疲れて下に下がってしまった顔をカバーするのにとても便利なアイテム。
「疲れカモフラージュおしゃれメガネ」を1本持っておくと、エマージェンシー対策に有効です。パソコン仕事が多い人なら、ブルーライトカットレンズのメガネもいいですね。
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