マスクの今こそ、メイクに頼らない肌磨きを! セレブを魅了するエステティシャンのマッサージ美容法(1)
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ryomiyagi

2020/08/18

レディー・ガガの専属フェイシャリストを務め、ハリウッドセレブなどへの施術も行う、米国のトップ・エステティシャンのジュミ・ソンさん。彼女の美容法やマッサージのエッセンスが詰まった著書『世界一のフェイシャル・マジック』発売を記念し、全6回にわたり、美しくなるためのアドバイスをお伝えします。

 

 

初めまして。ジュミ・ソンと申します。
私は日本生まれの日本育ちですが、20歳のときに単身渡米して以来、エステティシャンとしてアメリカで約20年活動しています。
メディカルスパや高級ホテルスパに勤務したあと独立。アーティストのレディー・ガガの専属エステティシャンとして4年半のあいだ世界中を飛び回りました。 その後はプライベートサロンFACEWORKS INCを設立。現在はハリウッドセレブなど、さまざまなお客様にご利用いただいております。

 

このたび、私の著書『世界一のフェイシャル・マジック』が発売になったのを記念して、これから全6回にわたって私の美容に関する考えをお話しすることになりました。どうぞよろしくお願いいたします。
第1回は、「ジュミ式マッサージをすれば、ファンデーションいらずの肌になる」というお話をしたいと思います。

 

本当にファンデーションは必要?

 

私はよく、
「1日5分でいいから、毎日、マッサージをすれば、ファンデーションはいらなくなるよ」
といいます。でもこういうと、日本人女性は、「そんなの無理!」と反射的に答える人がほとんど。
「そう? でも私は40歳だけど、ファンデーションを一切塗っていないのよ」
といって私の肌を見てもらうと、みなさん、
「信じられない……本当に?」
とおっしゃいます。

 

いろいろな人種の肌を触ってきた私から見ても、日本人女性は世界一美しい素肌をしているのですが、どういうわけかファンデーションを塗らなければ人前に出てはいけない、と信じている方が非常に多い。

 

そもそも、なぜそんなにファンデーションを塗らなければならないのでしょうか。仕事上必要だから? 肌のしみを隠すため? それとも何となく?

 

自分の肌と向き合って「思い込み」から自由になろう

 

お化粧をするたびに、顔全体にしっかりとファンデーションを塗る人は、自分の素肌はファンデーションで覆い隠さなければいけないと思っているわけですよね。それはシミや目の下の隈、肌の色むらが気になるからかもしれません。でもマッサージで肌を健康にしていけば、キラキラ輝く、ファンデーションいらずの肌を作れるのです。

 

日本ではどんなときもファンデーションをしっかり塗るのが社会人のマナーであるとされています。特に仕事の場面で素顔だとわかると、「手を抜いている」と思われるのかもしれません。

 

でも眉毛を描いて、マスカラをして、口紅さえ塗っていれば、素顔には見えません。特にいまはコロナの影響で、マスクをして過ごす時間が増えています。こんなときこそ、思い切ってファンデーションを塗らずに外に出てみてはどうでしょう。眉を描いてマスカラを塗っておけば、おそらく誰にも「今日はすっぴんなの?」と言われることはないはず。

 

「ファンデーションなしで外に出るなんて、裸で人前に出るみたいな気がする」という人もいますが、自分が精一杯ケアしている健康な肌であれば、隠すものや恥じるものは一切ないはず。だってそれが自分の肌なんだから。

 

私がみなさんに最も理解していただきたいのは、「ファンデーションは絶対につけないといけないものだ」とか、「私は自分の肌が好きじゃないからファンデーションで隠さなければ」という発想から自由になってほしいということ。

 

どうして自分の肌が嫌いなのか。その原因は何からきているのかということと向き合ってほしい。そのためにも、隠すのではなく、自分が自分で欠点と決めつけてしまっているのは何なのかを、まず目で見て受け入れてほしい。

 

毎朝コンシーラーを塗ったり、何種類ものファンデーションを塗り分けたりしているなら、その努力を自分の肌そのものを変えることに向けてはどうでしょうか。それがすなわち、日々のマッサージです。

 

 

文/長山清子

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