『新型コロナ——専門家を問い質す』著者新刊エッセイ 小林よしのり
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ryomiyagi

2020/11/27

女優で見ている

 

『ルパンの娘』、『24JAPAN』、『35歳の少女』、『危険なビーナス』。この4本を楽しみにしている。

 

テレビドラマの新シリーズが始まると、好きな女優を目当てに番組を選ぶのだが、最初は10本くらい見始めて、2週目でどんどん脱落していく。3週目くらいでいま残っているのが、この4本だ。

 

最近、魅力的な女優が多すぎて、見る番組も増えてしまう。ところがさすがに話が面白くないと、断念せざるを得なくなる。面白いシナリオに恵まれることは、女優にとって大切なことだ。

 

『ルパンの娘』は、深キョン(深田恭子)が非現実的な世界に自然に導入させてくれるキャラを持っていて、とても楽しい。橋本環奈が登場してさらに面白くなりそうだ。

 

『24JAPAN』の目当ては栗山千明だが、木村多江、仲間由紀恵も目が離せない女優だ。片瀬那奈があんなに上手い女優だとは知らなかった。桜田ひよりも若いのに演技が上手い。

 

『35歳の少女』は、柴咲コウが難しそうな役を上手く演じている。鈴木保奈美が白髪で迫力あって、『東京ラブストーリー』の頃は、これほどまでに実力派になる女優だとは思わなかった。予想外なのは橋本愛、はまり役で実におかしい。この番組は最後で必ず感動させるので、シナリオ作りが実に上手い。

 

『危険なビーナス』は、吉高由里子の魅力が炸裂している。なんという男の心をかき乱す笑顔とコケットリーな振舞いばっかりしているのだ。こういう女がそばにいたら、仕事にならんだろう。中村アンが『SUITS/スーツ』でもそそる秘書役だったが、またしても幻惑的な美しさを発揮している。今いちばん魅力を感じる女優かもしれない。

 

『相棒』の芦名星が、やっぱりもったいない女優だと思ったし、竹内結子も出演したら注目する女優だった。新型コロナ禍の中で鬱になったのだろうが、女優は本当に苦しいときはわしに相談して欲しい。

 


新型コロナ——専門家を問い質す
小林よしのり/著

 

【あらすじ】
新型コロナ禍でも、日本では普段通りに生活していい—。なぜそう考えるのかを、事実とデータの比較・検証を通じて解き明かす、作家・泉美木蘭(いずみもくれん)氏との書下ろしノンフィクション対談。不安を払拭し、読者の「経済活動再開」に、論理的な根拠を提示する一冊。

 

【PROFILE】
こばやし・よしのり 
1953年、福岡県生まれ。漫画家。1976年『東大一直線』でデビュー。代表作に『おぼっちゃまくん』『ゴーマニズム宣言』など。近著に『ゴーマニズム宣言SPECIAL コロナ論』(扶桑社)がある。

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