大阪万博のテーマソング、レコードが一番売れたのは三波春夫じゃなかった!?
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六四二二万人を集めた大阪万博は様々な「伝説」を生んだが、多くの伝説がそうであるように、事実と反するものも少なくない。

 

その筆頭がテーマ・ソングである。

 

「こんにちは、こんにちは」で始まる『世界の国からこんにちは』(作詞・島田陽子、作曲・中村八大)といえば三波春夫の名前がまず挙げられるが、この曲は、坂本九、吉永小百合、ボニージャックスなど、複数の歌手が歌っている(八社競合。他に叶修二、西郷輝彦、倍賞美津子、山本リンダ)。

 

その中で、当時いちばん売れたのは弘田三枝子が歌ったレコードだった。その次が吉永小百合で、三波春夫は実は四番目の売り上げだったのだ。また、『世界の国からこんにちは』が初めて披露された時に、生で歌ったのは吉永小百合だ。
にもかかわらず、万国博のテーマソング=三波春夫という伝説が作られた。生涯に
わたって三波がこの詩を歌い続けたからかもしれない。

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