闘争本能を持ち続けた男が、最後は勝つ。 成功者の哲学#6
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若くしてマスコミ業界に飛び込み、各界・各国の実力者と幅広い人脈を持つ著者が、超一流の交流から学んだ「大切に扱われる・積極的にサービスしたくなる上質なゲストになる」ためのノウハウを一冊にまとめた『一流のサービスを受ける人になる方法』(いつか著)が9月11日に刊行されました。
『一流のサービスを受ける人になる方法』刊行を記念して、特別に著者・いつか(http://www.itsuka-k.com)さんのベストセラー『成功する男はみな、非情である。』(角川いつか名義)を再編集してお届け! 数々の成功者に共通する「帝王学」の実態に迫ります。

 

 

「勝つことが一番大事なことだとは思わない。勝つことがすべてだと思っている」(ビル・ヴェック/メジャーリーグ名物オーナー)

 

「おれは神話をつくり、神話に生きる」(モハメド・アリ/プロボクサー)

 

「進むも地獄、退くも地獄。おれの気性だったら進んで地獄を見るしかない。金になるなら何でもやるよ」(石原慎太郎/作家)

 

やはり、男子だけが熱中するものには、共通点があると思う。
自分の力を「拡張」するものに男は魅かれるのだ。

 

バイクは自分で走るよりはるかに速く進むし、銃は素手で殴るより相手に衝撃を加える。通信は声を出すより遠くまで伝わる。それぞれが人間の足、腕、口や耳を「拡張」する。

 

自分の力を見せつけたい、相手より強いことを示したい、そういう願望があるのだと思う。

 

男は生まれつき、「能力拡張ごっこ」が好きなのだ。
大人になっても本質的に男は闘争的だ。これを否定してはいけない。

 

誰でも組織や社会でしつけられているうちに、だんだんと丸くなる。でも、私が知る成功者たちはズバリ、「闘争本能」を捨てたりしない。

 

だから多くの成功者は、子供っぽい。ホンダの本田宗一郎とか、ソニーの井深大とか、あるいは、それほどスケールは大きくないが、私の知っている成功者もそうだった。

 

でも大人のゲームと、子供の世界での「拡張ゲーム」は違う。気に食わないからといって、相手を殴ったりもしない。形はかなり変わる。

 

すなわち、売上高で競う、業界シェアで競う、名声を競う―。

 

表面的には紳士でも、原始的な闘争本能に、みな揺り動かされている。こう考えると、「負けることもあるさ」と開き直るのは、負け惜しみでしかない。

 

闘争本能が鈍化しているのは、もはや男ではなくなっている証拠。目の前の相手を打ち負かさない限り、成功者にはなれない。

 

闘争本能が失せたら「もはや男ではない」と思え。

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