文教堂 商品本部 BOOKグループ
映画学校、映像研究所を経て文教堂に入社。王子台店、ユーカリが丘店、青戸店を経て現在に至る。過去のブックレビューとしてTOKYO FM「まえがきは謳う」、WEB本の雑誌「横丁カフェ」がある。
2020/10/01
『爪のようなもの・最後のフェリー その他の短篇』小学館サービス 森泉岳土/著 今年、村上春樹の久しぶりの短編集が発売されて話題になった。 村上春樹の短編は、時代の節目毎に様々な顔を見せてくれる […]
2020/08/10
『イートン校の2羽のフクロウ』エクスナレッジ ジョナサン・フランクリン/著 清水玲奈/翻訳 小さい頃に初めて見たフクロウ。そのしかつめらしい表情からは畏怖を、そして何か強い感情で訴えかけるよう […]
2020/06/03
『たまご 他5篇 光用千春作品集』小学館 光用千春/著 世の中がフィクションのように日毎に目まぐるしく変化していく中でも、人として最低限以上の生活の営みは繰り返していかなければならない。その中 […]
2020/04/22
『あの人のこと』河出書房新社 久世光彦/著 久世さんが姿を見せなくなってからもう十四年が経つ。 当時は未完のまま刊行された『百閒先生 月を踏む』(朝日新聞出版社)を読む気持ちには […]
2020/03/18
『死にたいけどトッポッキは食べたい』光文社 ペク・セヒ/著 山口ミル/翻訳 「自己肯定感」という言葉を書店の棚や平積みで見かけるようになってから数年が経つ。最近ではビジネス書や女性エッセイ等と […]
2020/02/25
『言葉の温度』光文社 イ・ギジュ/著 米津篤八/訳 まだ冷たい風が吹きすさぶ時もあるけれど、陽の温もりはかじかむ指先に確実に春の訪れを予感させてくれる。 今からビジネスマナーや敬 […]
2020/01/20
『BADON』スクウェア・エニックス オノ・ナツメ/著 年明けを境に、表を行き交う人々の装いだけではなく、街の装いも一気に本格的な冬到来という気分にさせられる。吐く息も白くなれば、何気ない会話 […]
2019/11/20
『千手學園少年探偵團』光文社 金子ユミ/著 物語が様々なジャンルに細分化されていく中、近年急激に成長した分野としてライト文芸という分野がある。このジャンルが確立する前からライトノベルやヤングア […]
2019/11/12
『マンソン・ファミリー 悪魔に捧げたわたしの22カ月』 ダイアン・レイク、デボラ・ハーマン/著 山北めぐみ/翻訳 20世紀史上最悪の犯罪者でありつつも、カルト的な信奉者を集めていたチャールズ・ […]
2019/10/15
『鉄腕アダム』集英社 吾嬬竜孝/著 2019年の「このマンガがすごい!」で5位、そして「マンガ大賞」で大賞に選ばれた『彼方のアストラ』(篠原健太・作)が今年の夏にアニメ化された。難破した宇宙船 […]
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