フードデザイナー・細川芙美さんの新連載「#深夜のひとりじめ飯」がスタートします!
細川芙美『#深夜のひとりじめ飯』

数々のTVや雑誌撮影現場で「これ、おいしい!」と話題のケータリングを振る舞うフードデザイナー・細川芙美さん。女優やモデルから熱烈なラブコールを受ける彼女が夜な夜なつくる「#ひとりじめ飯」を紹介する新連載がスタートします。深夜、誰にもじゃまされずに、自分だけのためだけにつくって堪能する——そんな「#深夜のひとりじめ飯」はきっとあなたの胃袋を刺激するはず。さあ、とっておきのごちそうをつくりましょう。

 

みなさん、初めまして。細川芙美(ほそかわ・ふみ)と申します。関西出身で、現在は代官山のキッチンアトリエで、身近なごはんをちょっと特別にデザインするフードデザイナーというお仕事をしています。食を通して、みなさんに楽しんでもらえるよう、ケータリングやお弁当を日々お届けしています。おいしいものには目がありません。

 

 

突然なんですが、みなさんはごはんをひとりじめしたいときってありませんか?

 

ささやかやけどうれしいことがあったとき、嫌なことがあってちょっと落ち込んでいるとき、「今日は飲むぞー!」という気分のとき——。友人や恋人、家族とわいわい楽しく食べるごはんもええけれど、自分が好きなもんを自由に作って自分で楽しむひとりだけのごはん。私にはそんな「#ひとりじめ飯」を楽しみたいと思うときがあるんです。

 

特に、深夜になると自分に「おつかれさん」という意味も込めて、気ままなごちそうを食べたくなることもたびたび。あえて時間をかけて作る料理でもいいし、パパッと簡単に作ったものでも私にとってはとっておきのひとりじめタイムになります。

 

じつは私のInstagram@humihosokawa)にも「#ひとりじめ飯」がアップされています。おいしいワインと一緒にいただいたり、気合いを入れたテーブルコーディネートでええ感じの雰囲気を出したり。私だけの特別な気分を、料理を食べながら楽しんでます。疲れたときほど、なぜか手の込んだものを作って食べたくなったりしちゃうもんで、やけどその時間がかけがえのないものだったりもします。

 

 

わたしは「#ひとりじめ飯」=「料理」だけではないと思っています。食べているときの楽しくてうれしい感情や、食後にじんわりとやってくる幸福感……。そもそもの食材選びからテーブルまわりの飾り付け、料理のドレスともなりうる盛り付けなんかも! そんな食にまつわるすべてのことをまるっとひっくるめて自分で自分に贈る特別なご褒美感——それが「#ひとりじめ飯」の醍醐味やと思うのです。

 

さて、この連載では、毎回ショートストーリーをつけて、わたしの「#ひとりじめ飯」紹介することになりました。ダイエットというふた文字がちらつきつつも、深夜にどうしても食べたくなっちゃう炭水化物、ちょっとの罪悪感をスパイスに堪能したいガッツリ系のお肉料理などなど……。深夜なんやけど、みなさんが食べたくなるような「#ひとりじめ飯」をご紹介できたらなと思っています。この連載を読んで、「#ひとりじめ飯」を作ってくれる人が増えるといいなあ。

 

もし、よかったら「#ひとりじめ飯」というハッシュタグをつけてInstagramにアップしてくれると嬉しいです。みなさんがどんな「#ひとりじめ飯」を楽しんでいるか気になりますし、「#ひとりじめ飯」ならではの幸福感を共有したいと思っています。みなさんの「#ひとりじめ飯」、教えてくださいね!

 

次回より「#深夜のひとりじめ飯」レシピ連載スタート!

#深夜のひとりじめ飯

撮影/細川芙美  文/宮本香菜

細川芙美
調理師学校卒業後、フレンチレストラン、料理家のアシスタント、料理教室などを経て、2015年に独立。フードデザイナーとして、木箱をつかった標本型のケータリングや、星替わりのロケ弁などを「collection humi hosokawa」の名で展開。その他、石垣島の食材を使ったアンテナレストラン「離島24°」のメニュー監修、スタイルブレッドの新ブランド‎Pan&(パンド)のパンに合うレシピの監修などを行う。
関連記事

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterで「本がすき」を