ryomiyagi
2020/05/27
ryomiyagi
2020/05/27
2016年
シーズン成績:71勝69敗3分 勝率.507 2位
ポストシーズン成績:CS 1st 1勝2敗
2016年シーズンからは、前年に現役を引退した高橋由伸氏が監督を務め、広島との優勝争いの末、2位という成績に終わった。前年と同じ2位でこそあるが、首位広島からは17.5ゲームの大差をつけられた。最大の要因が得失点差の差にあったことは間違いない。広島は187点(得点684点、失点497点)に対して巨人はマイナス24点(得点519点、失点543点)であり、シンプルに攻守双方で差をつけられてしまった。
主な選手を見ていくと、エースの菅野智之がボールの強度やクオリティをさらにレベルアップさせ、9勝6敗 189奪三振 防御率2.01で最多奪三振と最優秀防御率を獲得した。
坂本勇人もキャリアハイとなる打率.344 23本 75打点 OPS.988の成績を残し、セリーグの遊撃手としては史上初の首位打者や最高出塁率、キャリア初のゴールデングラブ賞を獲得。攻守における巨人の「顔」である両選手が飛躍した年でもあった。
さらに、田口麗斗も高卒3年目ながら規定投球回数到達と二桁勝利を含む、10勝10敗 防御率2.72の成績を残してローテーションの2番手クラスまで成長を見せた。
投手陣では、菅野、田口以外もスコット・マシソンが最優秀中継ぎ賞を獲得し、2015年からクローザーを任されていた澤村拓一も最多セーブを獲得した。また、田原誠次が自己最多の64試合に登板し、宮國椋丞も中継ぎとして自己最多のホールドを挙げた。さらに、オープン戦で不調や故障があった内海哲也も、序盤から飛ばしていく投球スタイルで試合を作っていき、2014、2015年をこえる9勝を挙げた。
しかし、
野手陣は、坂本の他に村田修一が143試合フル出場し、打率.302 25本 81打点 OPS.859の活躍。ベストナイン、ゴールデングラブ賞を獲得した。また、新外国人のギャレット・ジョーンズも打率.258 24本 68打点 OPS.813の成績で、チームの左打者の中では唯一の規定打席に到達し、20本塁打を達成した。近年衰えが見えていた阿部慎之助は、規定打席には達しなかったものの自己最長の 23試合連続安打を含む打率.310 12本 52打点 OPS.850の活躍を見せた。小林誠司は初の開幕スタメンタスクを被り、
2015年から思うような打撃を残せていなかった長野久義は打率.283 11本 42打点 OPS.729という成績で、打率は2015年より向上したが、本塁打と打点は自己最低に終わった。また、ロッテから新加入したルイス・クルーズも出場試合数が81試合に終わり、期待に応えることはできなかった。
【主な先発陣】
菅野智之 9勝6敗 183回1/3 防御率2.01
田口麗斗 10勝10敗 162回 防御率2.72
マイコラス 4勝2敗 91回2/3 防御率2.45
高木勇人 5勝9敗 117回 防御率4.31
内海哲也 9勝6敗 107回1/3 防御率3.94
大竹寛 6勝6敗 91回1/3 防御率3.55
【主な救援陣】
山口鉄也 63試合 1勝6敗20H1S 防御率4.88
澤村拓一 63試合 6勝4敗10H37S 防御率2.66
マシソン 70試合 8勝4敗41H1S 防御率2.36
田原誠次 64試合 6勝4敗18H 防御率3.64
宮國椋丞 34試合 4勝1敗10H 防御率2.95
西村健太朗 27試合 0勝0敗2H 防御率3.21
【主な野手陣】
坂本勇人 打率.344 23本 75打点 OPS.988
村田修一 打率.302 25本 81打点 OPS.859
長野久義 打率.283 11本 42打点 OPS.729
小林誠司 打率.204 4本 35打点 OPS.545
阿部慎之助 打率.310 12本 52打点 OPS.850
ギャレット 打率.258 24本 68打点 OPS.813
クルーズ 打率.252 11本 37打点OPS.690
亀井善行 打率.252 3本 23打点 OPS.641
橋本到 打率.233 2本 20打点 OPS.635
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