akane
2019/05/20
アメリカ「科学不信」の現場から
akane
2019/05/20
子どものころから科学が好きだった著者は、新聞社の科学記者として科学を伝える仕事をしてきた。
そして2015年、
科学の新たな地平を切り開いてきたアメリカで、特派員として心躍る科学取材を始めた。
米航空宇宙局(NASA)の宇宙開発など、科学技術の最先端に触れることはできたものの、そこで実感したのは、意外なほどに広がる「科学への不信」だった。
「人は科学的に考えることがもともと苦手なのではないか」――。
全米各地に取材に出かけ、人々の声に耳を傾けていくと、地球温暖化への根強い疑問や信仰に基づく進化論への反発の声があちこちで聞かれた。
その背景に何があるのか。
先進各国に共通する「科学と社会を巡る不協和音」という課題を描く。
1971年北海道小樽市生まれ。京都大学理学部卒業。 読売新聞東京本社に入社後、金沢支局などを経て、1999年から東京本社科学部。 生命科学や環境問題、科学技術政策などの取材を担当。 2013~14年、米カリフォルニア大学バークレー校ジャーナリズム大学院客員研究員(フルブライト奨学生)。 15~18年、米ワシントン特派員として大統領選挙や科学コミュニケーション、NASAの宇宙開発などを取材した。 著書に『人類進化の700万年』(講談社現代新書)がある。
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