akane
2018/06/14
akane
2018/06/14
私たちは、街を歩けば、オフィスや商業施設、工事現場など、さまざまな場所で警備員を目にします。また、警備員の姿は見えなくても、個人宅やマンションの入口で、警備会社のステッカーを目にします。それだけではありません。コンビニなどに設置されているATMに現金を補充しているのも、航空機に乗る前の保安検査を行っているのも、警備員です。つまり、私たちは「警備ビジネスの支えなくしては成立しない社会」を生きているといっても過言ではありません。しかし、私たちは警備ビジネスの実態を正しく理解しているでしょうか?本書は「知っているのに詳しくない警備ビジネス」に着目し、その実態と課題を通して現代日本の実相を鮮やかに描き出す一冊です。
1982年東京都生まれ。仙台大学体育学部准教授。博士(社会学)。専門社会調査士。認定心理士。防犯装備士。専門は犯罪社会学・警備保障論。主著『警備業の社会学』(明石書店、2009年)で日本犯罪社会学会奨励賞と日本社会病理学会出版奨励賞を受賞。ほか、『警備業の分析視角』(明石書店、2012年)、『気ままに警備保障論』(現代図書、2015年)、『気ままに警備保障論2』(現代図書、2018年)などがある。また、警備業研究のほか、社会病理学の学説史やメディアの性・暴力表現の研究も行っている。
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