• オリンピックと東京改造

    交通インフラから読み解く

    川辺謙一(かわべけんいち)

五輪の直前には、開催都市を中心としてインフラ整備が進められることが多いが、競技会場の整備を除けば、五輪とインフラ整備には直接的な関係はない。ただ、1964年の東京五輪の前には、多くのインフラが整備された。

 

首都高速道路(首都高)や東海道新幹線は、その代表例だ。東京五輪に向けて進められたインフラ整備は、「都市改造」や「交通革命」とも呼べるほど大規模なものだった。五輪の大会経費(約265億円)の約36倍にあたる約9608億円が「五輪関連事業」としてインフラ整備に投じられた。インフラ整備を進める口実として、五輪が「利用」されたのだ。

目次

  • 序  章 プレイバック1964年
  • 第1章 巨大都市を生んだ都市改造史
  • 第2章 五輪とレガシー
  • 第3章 1940年大会・幻の五輪
  • 第4章 1964年大会・初の五輪
  • 第5章 2020年大会・再起の五輪
  • 第6章 これからの東京と交通
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